FILIPPO ADAMI
- 2009年2月22日(日)|19時|武蔵野市民文化会館 小ホール
フィリッポ・アダミ テノール・リサイタル
Filippo Adami Tenor Recital
- ヴィンチェンツォ・ベッリーニ Vincenzo Bellini (1801-1835)
- 歌曲「マリンコニア、やさしいニンフ」Malinconia, ninfa gentiel
- 歌曲「行け、幸せなバラよ」Venne, o rosa fortunata
- 歌曲「愛をもたらす麗しのニーチェ」Bella Nice, che d'amore
- 歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》より「頼もしい友たちよ〜この剣の役目です」
O di Capellio... E' serbatat a queto acciaro ("I Capuleti e i Montecchi")- ジョアキーノ・ロッシーニ Gioachino Rossini (19792-1868)
- 歌曲「狂宴」L'orgia
- 歌劇《泥棒かささぎ》より「この腕の中においで」
Vieni fra queste braccia ("La gazza ladra")INTERMISSION
- ジョアキーノ・ロッシーニ Gioachino Rossini (19792-1868)
- 歌曲「亡命者」L'esule
- 歌劇《イタリアのトルコ人》より「聞いたぞ〜御身、力を貸したまえ、私の企みに」
Intesi... Tu seconda il mio desegno ("Il turco in Italia")- ガエターノ・ドニゼッティ Gaetano Donizetti (1797-1848)
BIS
- テノール…フィリッポ・アダミ Filippo Adami, tenor
- ピアノ………………斎藤 雅広
ベルカントやらバロックものの公演でちょこちょこ登板しているし、昨年はホグウッドの指揮によるシューベルトの演奏会でも歌ったり、CDやDVDも次々リリースされているので、とりあえず行くことに。エージェントのサイトを見たら、1980年フィエゾーレ生まれって、まだ20代...。ということで、まだまだ表現力やらには問題が。怒ってるようなキャラや焦った従者にはいいかもしれないけど、泣かせなきゃいけないのにはダメなのでネモリーノを歌うのは間違い。来月ボローニャで演じる《どろぼうかささぎ》とかだったらキーキーしていてまだ悪くない。6月のジェノヴァでの《メリー・ウィドー》はどうなるのか日程も未定になっているので、公演されるのか分からない。だいたい、ボローニャは財政危機で今月上演予定だった《夏の夜の夢》は《つばめ》に差し替えられ、6月の《フィガロの結婚》も別のになったりしているので、イタリアでがんばっていては将来危うい。ということも分かっているのか、12月にはジャン=クロード・マルゴワールが再び取り組む《タンクレーディ》のトゥコワンとパリでの演奏会にも参加するようで。来年はアントワープとヘントで上演のカヴァッリ《ジャゾーネ》にも出演するということで国外に目を向けているようなので、今後の成長を期待したい。ただ、歌う度に頭の毛細血管が切れてM氏やらS氏の状態に近づいているので、ここは潔くツェンチッチするのも手?