RIGOLETTO
ジュゼッペ・フィリアノーティが来るならしょうがないか〜と思い、魔が差して某サイトから割引チケットを買ってしまいました。しかし、彼はマルク・ミンコフスキ指揮《カルメン》演奏会に当初配役されていたこともあり、来ませんでした。来年春のシャトレでの本公演だけかと思ったら、演奏会の方も出るとは...。よっぽどフランス人でドン・ホセを歌えるのがいないようで(R.A.はいても、強欲マネージャー付きだから無理だろうし)。でも、結局ミンコフスキの眼鏡には適わなかったのか演奏会も降板し、自然と来年のシャトレ公演からも名が消えてました(フランス語がダメだったんだろうけど)。というか、来年5月はダブル・ブッキングだったんでパレルモでの《マノン》に出る方を選んだようで。
それより、これを見てれば、こんな誤ちはなかったのですが...
《Teatro dell'Opera di Roma》
ローマ歌劇場とか言ってますが、下を見ての通り、元々マチェラータ音楽祭での公演を手直ししたもの。
もう一方の《トスカ》は90年の公演がビデオやLDにもなったもですが、演出を担当した映画監督マウロ・ボロニーニはとっくに他界し、本拠地でも公演していない代物なのに上演するというのもなんだかな〜。
RIGOLETTO
- Melodramma in tre atti dal dramma di Victor Hugo "Le roi s'amuse"
- Libretto di Francesco Maria Piave
- Musica di Giuseppe Verdi
- ORCHESTRA E CORO DEL TEATRO DELL'OPERA
- ALLESTIMENTO DELL'OPERA FESTIVAL DI MACERATA E DEL TEATRO DELL'OPERA
- Maestro Concertatore e Direttore : Antonio Pirolli
- Maestro del Coro : Andrea Giorgi
- Regìa, Scene e Costumi : Giovanni Agostinucci
PERSONAGGI : INTERPRETI
- Rigoletto : Renato Bruson (23, 26, 29) / Anooshah Golesorski (27)
- Il Duca di Mantova : Stefano Secco
- Gilda : Eva Mei
- Maddalena : Renata Lamanda
- Sparafucile : Konstantin Gorny
- Giovanna : Claudia Cozzari
- Monterone : Luciano Montanaro
- Marullo : Simone Piazzola
- Borsa : Mario Bolognesi
- Conte di Ceprano : Mario Bertolino
- Contessa di Ceprano : Emanuela Doria
- Paggio : Carmela Cimaglia
- Usciere : Francesco Melis
《リゴレット》を見るなんて、もう沢山!だったんですが、来年の激寒であろう2月のボルドーで上演するので、それを撤回せざるおえない感じ。主演は来年日本にも来るエカテリーナ・シューリナとチャールズ・カストロノーヴォですが、それより重要なのが、演出のエリック・ジェノヴェーズ。
コメディ・フランセーズのソシエテールに若くして昇格し、昨シーズンは《タルチュフ》、今シーズンは《シラノ・ド・ベルジュラック》に主演するということでも、どういう地位は分かるでしょうが、先輩のティエリー・アンシスと共に同劇団の若手トップとして君臨している人物。2004年にステュディオでは演出に挑戦してますが、外でしかもオペラの演出というのは初めてなので、どうなるのか楽しみ。時期が辛いけど。