XANADU

のだめ」を見ていたら、今日はNHKでTV映画「ハイスクール・ミュージカル」が放映されていたことを忘れておりました。ディズニー・チャンネルで放映されていたのは知っておりましたが、加入していないし、NHKはTV作品は改変して放映するので、キープはしなくてもいいかと思い無視したのですが、監督はケニー・オルテガ(Kenny Ortega - IMDb)だったことを忘れておりました! 彼は元々振付師で、オリビア・ニュートン・ジョン主演のミュージカル『ザナドゥ』を担当して映画入りした人です。その後『ワン・フロム・ザ・ハート』『プリティ・イン・ピンク』『フェリスはある朝突然に』などを経て、現在ミュージカル版が話題の『ダーティ・ダンシング』を担当。そのTVシリーズ版の幾つかのエピソードで監督にも進出し、『アリー・myラブ』なんかも演出したりしております。その彼の作品なので、見なきゃいけなかったんですが、ちょっと見たら彼らしいし、『ザナドゥ』でこのノリは経験済み。ちなみにこれもミュージカル版でブロードウェイに行くみたいで...。
そのブロードウェイと言えば、今年8月に『アリー my Love』のエレインことジェーン・クラコフスキとミュージカル俳優シャイアン・ジャクソン(Cheyenne Jackson)、そして大御所ベン・ヴェリーン(公演は映画「マンハッタン」やミュージカル《ビクター/ビクトリア》のトニー・ロバーツになりました!)の主演でやったリーディング(試演)が成功して、当初オフでスタート予定だった《ザナドゥ》のミュージカル版がブロードウェイのヘレン・ヘイズ劇場で5月から上演されることとなり(オルテガが振付・演出するのかは?でも彼は今年オーストラリアで上演されたヒュー・ジャックマン主演《ボーイ・フロム・オズ》を演出しているので、彼がやるべきなんですが...)。ちょっとNYの地元民はバカにしそうな企画なので、どうなるやら...(こういうことはロンドン発でやった方が無難だと思うんだけど...)。ちなみに、同じくオリヴィア・ニュートン=ジョンが映画版に主演した《グリース》がそれに先立つ4月からキャスリーン・マーシャル振付・演出でリハがスタートということで....。
追記:クラコフスキ嬢は今年ゴールデン・グローブ賞などに受賞作(アレック・ボールドウィンが主演男優賞を受賞)となったTVシリーズ「30 Rock」が思わぬ好評で撮影が続行されることとなったため、せっかく1月にも試演したというのに《ザナドゥ》のキーラ役は降板。ぴったりだったんですが。こうなったら、オリビア・ニュートン・ジョン本人が演じてもらうしかないです。舞台なら美しさは映画の時と変わらず見られるし、声は問題ないし。だいたいこの映画の歌はステージでいつも歌っているし。他の人は考えられない。やっぱりデボラ・ギブソンカイリー・ミノーグ