EUGENE ONEGIN
- ル テアトル銀座|18時30分|4千円!
- 初放映:Samedi 24 février 07 à 20h45
- (France / USA, 2007, 160 mn)
- Coproduction : PBS, ARTE France, Metropolitan Opera de New York
《エウゲニ・オネーギン》Eugène Onéguine
- 三幕の歌劇 Opéra en trois actes
- 作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー de Piotr Ilitch Tchaïkovski
- 台本:コンスタンティン・チロフスキ&チャイコフスキ (プーシキンの小説を元に) Livret de Constantin Chilovski et P. I Tchaïkovski, d'après Alexandre Pouchkine
- タチアーナ……………………ルネ・フレミング TATIANA Renée Fleming
- オリガ………………………エレーナ・ザレンバ OLGA Elena Zaremba
- レンスキ……………………ラモン・ヴァルガス LENSKI Ramón Vargas
- オネーギン…ディミートリ・ホロストフスキー ONEGIN Dimitri Hovrostovsky
- グレーミン………セルゲイ・アレクサシュキン GREMIN Sergei Aleksashkin
- ラリーナ夫人…スヴェトラーナ・ヴォルコヴァ MME LARINA Svetlana Volkova
- フィリピェヴナ……ラリーサ・シェヴチェンコ FILIPPYEVNA Larisa Sevchenko
- トリケ氏………ジャン=ポール・フシェクール MONSIEUR TRIQUET Jean-Paul Fouchécourt
- ザレツキ…………リチャード・バーンスティン ZARETSKI Richard Bernstein
- 大尉………………………………キース・ミラー CAPTAIN Keith Miller
- テノール…………………ジェフリー・モシャー OFFSTAGE TENOR Jeffrey Mosher
- 舞踊…リンダ・ジェリナス、サム・メレディス DANCERS Linda Gelinas, Sam Meredith
- 指揮………………ヴァレリー・ゲルギエフ Conductor : Valery Gergiev
- 原演出…………………ロバート・カーセン Production : Robert Carsen
- 美術・衣装…………マイケル・レヴィーン Set & Costume Designer : Michael Levine
- 照明………………………ジャン・カルマン Lighting Designer : Jean Kalman
- 振付……………………セルジュ・ベナタン Choreographer : Serge Bennathan
- 演出……………ピーター・マクリントック Stage Director : Peter McClintock
- メトロポリタン歌劇場管弦楽団及び合唱団 Orchestre und Choeur von Metropolitan Opera New York
- 監督…………………………ブライアン・ラージ Réalisation : Brian Large
- イントロダクション…ミハイル・バリシニコフ Mikhail Baryshinikov
- 休憩時のインタビュー……ビヴァリー・シルズ Beverly Sills (ベヴァリーだけど)
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上映題は『エウゲニ・オネーギン』だって!発音からしたら全然合ってないけど...《エヴゲーニ・オギェーギン》ともしにくいか...。
24日にフランスではライヴ・リレー(前半は休憩分を遅らせて後半は生放送)をArteでしていました。フランスじゃ劇場で4000円も出して見るなんてこと考えられないってことでしょう...。それよりカーセンだからフランスが珍しくメトなのに収録に参加したのかも。来期のパリ・オペラ座なんてカーセンの演目で埋め尽くされるし。ホントこの人のエネルギーって...ちっちゃいのに巨大なパワーがあるようで...。記憶力もいいみたいだし。
本当は商品にでもなったのを欲しいところですが、とりあえずフシェクールが出てるので数分の為に行きます。でもラモン・ヴァルガスが感動的みたいだし..。リチャード・バースティン(バーンスタインとは言わない!)を見たら姉のディディ・コン(『グリース』『マイ・ソング』)を思い出してしまうと思うけど...(似てるし)。そういえば、二年前シャトレ劇場でこれとは違う演出の日本でもやった版を公演中、亡くなる直前のダニエル・トスカン・デュ・プランティエが見に来て、ゲルギエフを指揮に『ばらの騎士』の映画化の構想の話があったから歓談していたとフシェクール氏が言ってましたが...。残念な結果に。ま、下手に映画化するより、収録するだけの方が客にはありがたいので、このカーセン原演出の美しい《オネーギン》がベテランのブライアン・ラージの監督によって収録されたのでよかったです。全てがOKな訳ではない顔ぶれですが...。
結果 演出のおかげか、かなり良かったです。画像もかなり良かった。シートのつくりが変で辛すぎる。エコノミー症候群になりそう。入場時に配っていたリーフレットは何の役にもたたない代物。一番重要な全キャストの一覧とかさえも入っていない。ラジオ放送やサイトなどのデータを見て私は上の表を打ちましたが、印刷に間に合わないならコピーで挟み込みぐらいしたらいいのに。それにA4の見開きなんかで表紙は全く意味のないメトの玄関の写真なんかカラーで使って中に白黒の場面写真。もっと考えてもらわねば。METで配るのはPLAYBILLなんだからあのサイズのものを観音開きにすれば、それなりな情報と写真を使えるだろうに(次回の予告とかはチラシ一緒に配れば言い訳だし)。見に来てたおばはんたちなんか、サイトとかでチェックする訳ないし、名前も覚えてもらえやしない。後ろのおばさんはフシェクールがカーテンコールでアップになったとき「あの人よかったわね〜」って。でも「あの人」であって、名前が分からないない状態なんて悲しい。サイズの大きな印刷物は女性のハンドバックに入らないんだから、オペラの公演とかも本当にばかみたいにでかく重いものばかり作るけど、客の立場になって物事を考えてもらわねば。
ところで、『タンホイザー』演出のため来日中のロバート・カーセンが来場して開始前に舞台挨拶も。終演後、ちょい話してみました。チューリヒの《セメレ》を収録したばかり。メトばかりじゃなくこういうのも上映したらいいんだけど...。シャトレでリュリの《アルミード》を次の次のシーズンにウィリアム・クリスティとやるので楽しみ。