FESTIVAL DE CANNES

第60回カンヌ映画祭 (カンヌ国際映画祭)

  • プレゼンター:クロチルド・クロー、パーヴェル・ルンギン (審査委員長)
  • カメラ・ドール:エガール・カレ&シラ・ゲフェン Etgar Keret & Shira Geffen for "Meduzot (2007) - IMDb"

Le Scaphandre Et Le Papillon

Le Scaphandre Et Le Papillon

プレゼンターだけ豪華な授賞式。やっぱり私は今の映画とは縁がないようで。あ〜。グランプリは....。これでぶいぶいに。パルムドールはやっぱり。
『ベニスに死す』のルキーノ・ヴィスコンティ、『ハワーズ・エンド』のジェイムズ・アイヴォリー、そしてガス・ヴァン・サントと、特別記念賞というのはイーゲーの監督に贈られるようです。
ジュリアン・シュナーベルが10年前に全身麻痺で若死(「バスキア」もそうだけど)にした「ELLE」編集長の自伝を映画化した作品はマチュー・アマルリックの主演だし、先月亡くなられたジャン=ピエール・カッセルや、マリーナ・ハンズ、エマ・ド・コーヌ、ニルス・アレストリュプ、イザック・ド・バンコレ、ジャン=フィリップ・エコフェ、フランソワーズ・ルブラン、ジネディーヌ・スアレム、マックス・フォン・シドーと「愛されるために、ここにいる」のパトリック・シェネ(息子さんが交通事故で昨年を亡くされている)とアンヌ・コンシニなんかも出てるので、それは見たいもんです。
クロッシング・ザ・ブリッジ』のファティ・アキン監督作はハンナ・シグラ主演なのでそれも気になりますが...(移民問題とかのシリアスな作品ですが)。
タル・ベーラ新作というのは何も取りませんでしたが、ティルダ・スウィントン (すごい長身でかっこい!)が久しぶりにアート系に主演した事もあるので気にはなりますが...監督の会見風景を見ると痙攣している感じで緊張しているのか何か健康問題を抱えているのかちょっと心配!? (その前の撮る予定だった作品が製作者の自殺で頓挫していたりするので、どうしてものかと思っていたので)。
アーシアならぬアジア・アルジェントはアベルフェラーラの「Go Go Tales」、カトリーヌ・ブレイヤの「Une veielle maîtresse」、オリヴィエ・アサイヤスの「Bording Gate」と3本も主演作があったのに全くかすらず、残念でした (ヘンジン系は参加賞のみ)。
審査員賞を撮ったコミックの映画化したアニメはドヌーヴ母娘が声優をつとめてるし、抜きを見ても面白そうなので、『ベルヴィル・ランテブー』的に盛り上がるかも(「アイ・オブ・ザ・タイガー」を使う場面が妙)。