MOTEZUMA

《モテツマ》 MOTEZUMA

  • モテツマ………ヴィート・プリアンテ Vito Priante, Motezuma
  • ミトレーナ…………ソニア・プリーナ Sonia Prina, Mitrena
  • ラミロ……メアリー・エレン・ネージ Mary Ellen Nesi, Ramiro
  • アスプラーノ………ローラ・エイキン Laura Aikin, Asprano
  • フェルナンド……アン・ハレンベルク Ann Hallenberg, Fernando
  • テウティレ………カリーナ・ゴヴァン Karina Gauvin, Teutile

Vivaldi: Motezuma

Vivaldi: Motezuma

この時期は歌手の争奪戦および風邪っぴきによる体調不良などでどの公演も当初の発表とは違う公演が激増。この日の公演はCDでミトレーナ役を歌ったマリヤーナ・ミヤノヴィチが早くも撤退し、この秋の公演は全部キャンセル。そこでうれしい代役は、当初ヴェネツィアで他のヴィヴァルディのオペラ公演に予定されていたプリーナが参加。フェルナンドはアンナ・ボニタティブスでしたが、彼女はパレルモでのケルビーニ《メデ》の公演とダブル・ブッキングだったのでそちらを選び、この役は当初ラミロを歌う予定だったアン・ハレンベルクに。そしてラミロはDVDにもなった昨年スポレートでの《エルコーレ》にも出演していたネージに。アスプラーノはCDにも参加したインガ・カルナになっていましたが、当然彼女はベルリンでヤーコプス指揮によるテレマン《辛抱強いソクラテス》に出演しているので、出る訳もなく、ローラ・エイキンが参加。ということで、かわらなかったのはCDでも歌ったプリアンテと、この時期大活躍というかパリで次々と演奏会に出演(アルチーナ、スターバト)していたカナダのソプラノ、ゴヴァンがキャンセルもせず登場。
演奏は、台本をちょろちょろ見ながら聴いていたら、レチタティーヴォを中心にさくさくと削いでいたため、案外あっという間に終わってしまいました。というか、ヴィヴァルディ・オペラは乗りがいいということもある。CDでは参加していなかったグワシッ!な眞言ちゃんが参加していた(その代わりマイア・ジベルシュタインが不参加)ので、公演後ちょろっと話ていたらダレッシオ、ボジロー君が現れ、すっかりコレギウム・ヴォカーレ。イル・コンプレッソ・バロッコの音が改善しているのはそんな点もあるのでしょう。
なお、来月11月10日のラジオ放送は聴けないので、他局で放送されるのを祈るばかり。なんてったてプリーナがすばらしいので。本当はビルバオでのオペラ上演がDVD収録でもされればいいけど。プリアンテに訊いたらモダン演出で《エルコーレ》みたいなのではないとのことで、じゃ裸もないね!って言ったら、ちょっとあるとか。

Vivaldi: Ercole sul Termodonte [DVD] [Import]

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