TAMERLANO

Bayerische Staatsoper Premiere mit Händels "Tamerlano"

タメルラーノ》 Tamerlano

  • 作曲:ジョージ・フリーデリック・ハンデル George Frideric Handel
  • 台本:ニコラ・フランチェスコ・ハイム Nicola Francesco Haym nach Agostino Piovene und Ippolito Zanelli
  • バイエルン州立歌劇場 新演目 Neuinszenierung
  • 制作:ドロットニングホルム私立劇場、ネーデルランド歌劇場 In Zusammenarbeit mit dem Schlosstheater Drottningholm und der Nederlandse Opera
  • タメルラーノ……デイヴィッド・ダニエルズ Tamerlano : David Daniels
          ……………ソーニャ・プリーナ Tamerlano : Sonia Prina (15./18. Juli 2008)
  • バヤゼット…ジョン・マーク・エインズリー Bajazet : John Mark Ainsley
  • アステリア………………セーラ・フォックス Asteria : Sarah Fox
  • アンドローニコ……メアリー=エレン・ネジ Andronico : Mary-Ellen Nesi
  • イレーネ………………………マイテ・ボモン Irene : Maite Beaumont
  • レオーネ………………ヴィート・プリアンテ Leone : Vito Priante
  • 管弦楽………………バイエルン州管弦楽団 Das Bayerische Staatsorchester
  • 指揮……………………アイヴァー・ボルトン Musikalische Leitung : Ivor Bolton
  • 演出……………………ピエール・オディ Inszenierung : Pierre Audi
  • 美術・衣装……パトリック・キンモンス Bühne und Kostüme : Patrick Kinmonth
  • 照明設計……マシュー・リチャードソン Lichtkonzept : Matthew Richardson
  • 照明…コール・ヴァン・デン・ブリンク Licht : Cor van den Brink
  • 演出スタッフ…ペルニッラ・マルムベリ Mitarbeit Regie : Pernilla Malmberg Silfverhjelm
  • Premiere am So 16.03.2008, 18.30 Uhr
  • Vorstellungen: 19. März, 24. März, 28. März, 1. April 2008
  • Münchner Opernfestspiele: 15. Juli, 18. Juli 2008
  • Bayerishe Staatsoper, Nationaltheater
  • Bayerische Staatsoper: Bayerische Staatsoper
David Daniels Mary-Ellen Nesi
David Daniels - Handel Operatic Arias Tamerlano

オペラの放送ラッシュで、ぐったりして、行こうと思った映画もやめてしまった位ですが、日曜日の夜なんかに初日というとんでもない日程となった(他の公演の放送とだぶらせないためには得策ですが)、ミュンヘンヘンデル・シリーズの新レパートリー《タメルラーノ》。この演目は2005年にアムステルダムで見ましたが、ラシーヌ劇風演出による非常にスタイリッシュなピエール・オディが演出がすばらしかったので、映像に残してもらいたかったのに!と思ったものでした。これをユーロトラッシュの国ドイツに持って行くのは違う感じがするけど...。シュトゥットガルト程ではないけど、それでも鬼畜演出が多いバイエルン州立歌劇場に相応しいのか疑問でしたが、案の定カーテンコールでは2、3人のどアホだかネオXがブーイング。そりゃ、デイヴィッド・オールデンの超キッチュな派手ハデな演出とか、クリストフ・ロイの残酷な演目を上演している場所で、このような美しい演目を公演しても物足りないでしょうよ。そうでなければ、雇われてやった奴か。あれを素でブーイングできるなんて頭の奴がいたら本当にxx。
なお、歌手もルセの公演で歌った面々に比べたら魅力も歌唱も落ちるので、あちらを聴いてしまってからだとグッとくることは難しいですが、マイテは秀逸で、プリアンテもいい感じ。エインズリーはいい人風な役の方が合うので、この悪役には...。ダニエルズは以前歌っていた役ですが...。初登場のサラだかセーラはまだまだ。プリーナが消えたため代わりで入ったネジは以前CDでも録音してますが...。といういか、初日なのでまだこなれてないので、放送で聴かせるには....。収録するならこういうのは別の日にしたほうがいい。だいたい日本で《アリオダンテ》やったときも初日は駄目で、二日目の方がよかったし。それにしても、アムステルダムでのTV/DVD収録をキャンセルしたのは本当に愚か。夏にまた上演するので、なんとかしたいけど、その時ダニエルズはサンタ・フェでデイヴィッド・オールデン新演出による《ラダミスト》に主演するので、出ません。これはオールデンだからミュンヘンでやるのかもしれないけど...!? で、代わりに出演するのがソーニャ・プリーナ。全然イメージ変わる...。