GRAMMY 2010

グラミー賞が発表になりました。テイラー・スウィフトがまさかの年間最優秀アルバム。パフォーマンスではスティーヴィー・ニックスをゲストに迎えておりましたが、スティーヴィーの上手さが際立つ結果に...。PVやらレコーディングではかわいいんですが、彼女の夢が叶った (スティーヴィーの大ファンでデュエットしたかったとのこと)ということで緊張していたのかも。

フィアレス-プラチナム・エディション(DVD付)

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2冠のレイディ レディー・ガガ のスピーチは聞けなかったけどエルトン・ジョンとのオープニング・アクトはスウィーニー・トッド風なとちくるった演出で、英国の伝統芸であるド変!態!(本当はデイヴィッド・バウイ〜の方がコスプレ的には合ってる気が...どちらにしろタ イ ヘ ン)ぶりが楽しいショーでした (ガガさんはアメリカ生まれであってもイタリア系とのことで英国人ではない...)。ま、今どきの洋楽を把握していないのでてんでダメです... (「ポーカー・フェイス」は普通に聴ける歌だけどPV見るとエグい!80sなグレース・ジョーンズ系とも言えるか...)。

マイケル・ジャクソンのトリビュート「アース・ソング」はセリーヌ・ディオンジェニファー・ハドソンキャリー・アンダーウッドとかが張り上げても本人の歌声にはやっぱり勝てないことが判明。あたりまえ。
一番のパフォーマンスといえば、ビヨンセブラック・アイド・ピーズというよりはピンク。シルク・ドゥ・ソレイユならぬシルク・デュ・ソレイユ (Duはデュでドゥじゃないっす)の指導のもと水に浸かって空中をぐるぐるまわりしぶきを下の客にふりまきながらぐるぐる回りながら歌いきって、終わってもよたつかず退場。30年前の映画『ザナドゥ』でもにたようなものがありましたが、当時こけにされた映画ですが、その後は似たようなことが多く行われております....。なお、ジェイミー・フォックスのパフォーマンスではマイクが上手く作動せずご免なさいと...。
でも、いちばんぐっときた歌といえば今やグラミーがなければ日本にいてはさっぱり知る機会のないカントリー系の音楽である、レイディ・アンティベラム Lady Antebellum (戦前の夫人って??)の新譜「Need You Now」でした。で、Amazon.comをチェックしたらなんと売り上げ総合一位に。番組効果恐るべしというか、誰が聴いてもあれが一番だっということかも...。日本じゃリリースもないだろうけど。

Need You Now

Need You Now

つい昨日ニューヨークでヴェルディの《スティッフェリオ》を指揮していた (その前日は《シモン・ボッカネグラ》に主演)プラシド・ドミンゴがLAに飛んでプレゼンターで登場してびっくりでしたが、歌うわけじゃないから...。とんぼ返りして最後のお勤めとなるHD Live (METライブビューイング)の公演がありますが、それが終わると来日というなんとも大ベテランなのにワーカホリック (LAオペラの事務もついでに済ませたんでしょうが)。アンドレア・ボチェッリがデイヴィッド・フォスターのピアノ伴奏でサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」をイタリア語訳で歌ったりしておりました。マックスウェルはロバータ・フラックをゲストにダニー・ハザウェイとのデュエット曲を歌ってくれましたが、「リハブ」じゃないけどミスター・ハザウェイを聴いてる方がましという事はここでも言えそう。喉を痛めてるような声なので...。
追悼と言えば、レス・ポールですが、先週CSで2008年のドキュメンタリーが放映されていて本人の演奏があまりに素晴らしかったのでびっくりしましたが、ジェフ・ベックが演奏しましたが、歌よりギターをもっと聴かせるようにすればと悔やまれる。
で、追悼フッテージを見て愕然。かつてイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーとしてAORの名曲を多数を放ち、解散後カントリー界で活躍したダン・シールズが亡くなっていたこを知らなかったこと....。

Stones Best of Very Best of (Ocrd)

そして、ジョージ・ハリスンがインドでラヴィ・シャンカールシタールを伝授してもらったエピソードをモチーフにしたジェイムズ・アイヴォリーの映画「The Guru」で音楽を担当した(出演して演奏も披露しているので海 賊 版じゃない正規リリースをしてもらいたいもんじゃ... それにジョージの映画もスコセッシが撮ったし...)、名手アリ・アクバル・カーン氏もお亡くなりになっていたということで、泣けてきました....。

Swara Samrat

Swara Samrat