WALK THE LINE

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』Wôku za rain: Kimi ni tsuzuku michi (2005) - IMDb

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 [DVD] Walk the Line エッセンシャル・ジョニー・キャッシュ
ジョニー・キャッシュ大先生とジューン・カーター・キャッシュ姉御の再婚にいたるまでの話。それぞれの子供が一緒にいるのが凄い。それがロザンヌ・キャッシュカーリーン・カーター。私がキャッシュ氏の歌を初めて意識したのはオリビア・ニュートン・ジョンのアルバム「きらめく光のように」に納められた「リング・オブ・ファイヤー」でしたが、この後FENでカントリー・チャートを聴くようになってジョニー・キャッシュの歌も聴くようになりました。その後は、ロザンヌ・キャッシュのアルバムも買ったけど、カーリーン・カーターのはロック色強いのでレンタル・レコード止まりでした。そんなこんなで、この映画は気になる作品でしたが、リアル・タイムで知ってからの話は全く描かれていないので、そんな事があったのね〜という感じ。ちなみにこの映画の公開に便乗というかタイミングよくリマスターされリリースされたので、ありがたいことです。
Seven Year Ache (Reis) Two Sides to Every Woman / Musical Shapes Ring of Fire: The Best of June Carter Cash
カントリー・シンガーを描いた映画といえばシシー・スペイセクがロレッタ・リンを演じた『歌えロレッタ愛のために』、ジェシカ・ラングがパッツィ・クラインを演じた「スウィート・ドリームス」がありますが、伝記じゃないけどウィリー・ネルソンの自伝的作品『忍冬の花のように』も忘れられない作品。そしてゲーリー・ビジーバディ・ホリーを演じた「バディ・ホリー物語」とルー・ダイアモンド・フィリップスリッチー・ヴァレンスを演じた『ラ・バンバ』は、同じ飛行機で亡くなったことを描いた作品で、余りに短命な生涯でした。この『ウォーク・ザ・ライン』、キャッシュ氏とはツアーも共にしたジェリー・リー・ルイスの伝記『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』、そしてレイ・チャールズの『レイ/Ray』は紆余曲折あったものの、悲劇的末路があった訳ではないので、演技をがんばっても作品事態にグッときようがないのは仕方ないですが、完成前にキャッシュ氏、レイさんは亡くなったことが作用するのでしょう。
伝記じゃないけど『ドリームガールズ』はモータウンの裏を描いたもので、ジェニファー・ハドソンが演じたスプリームス(シュープリームスってのは間違いだから近年使ってなかったのに映画会社が分かってなかったのかも)の元メンバー、フローレンス・バラードは32歳で早死にしたことで、ドラマティックな物語になったのかも。ジェイミー・フォックスが演じたベリー・ゴーディJr.らしき人物は名曲を多数生んだけど、一癖ありました。エディ・マーフィが演じたのは誰だかTVでジェイムズ・ブラウンウィルソン・ピケットだとか言ってましたが、ジャッキー・ウィルソンにスモーキー・ロビンソンマーヴィン・ゲイを合わせた架空の人物とのこと。ところで、この映画の製作が持ち上がった頃から浮上しているのが、マーヴィン・ゲイの伝記映画2作。彼のヒット曲「セクシャル・ヒーリング」を題名にした方の主演が、これまた見た目がそっくりなジェシー・L.マーティン。「アリー my love」でも彼の歌を歌ってその実力は証明済みで、この映画もまたいい方に行くのでは...。