CARLITO'S WAY

前見てますが、CSで『カリートの道』が放映されていたのちらと見たら、音楽はかなり垂れ流されていました。おかしなことにバレエの練習シーンではドリーヴのバレエ《コッペリア》じゃなく歌劇《ラクメ》の「ジャスミンの花咲くアーチ」が流れ、聴いてすぐにジョーン・サザーランド盤だと分かりましたが、他の映画で使われたマディ・メスプレ盤じゃないな〜と思いつつ、このアメリカ映画のアホの一つ覚えはどうにかならんか!と改めて思った次第。最後にアル・パチーノのアップで幕となるところは『ワンス・アポン〜』のパクリ。その後、夕日の中で延々周り踊らねばいけない女性の姿は辛そうで、それにかぶって流れるジョー・コッカー盤「ユー・アー・ソー・ビューティフル」(サントラは版権のせいか作者のビリー・プレストン版が入っているけど)が流れるのは痛々しく、音楽で無理矢理感動させようという魂胆が裏目に。暴力描写ばかりだしいろんな意味で痛い映画です。

Carlito's Way GREATEST HITS Delibes: Lakme