ATTILA

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歌劇『アッティラ』プロローグ&全3幕 ATTILA

  • 演出………………………ジョゼ・ダイヤン Josée Dayan
  • ………………………ジャンヌ・モロー Jeanne Moreau 
  • 美術…………………フィリップ・ミーシュ Philippe Miesch
  • 衣裳………………パトリス・コシュティエ Patrice Cauchetier
  • 照明……………フィリップ・アルベリック Philippe Arbalic
  • 指揮……………ピンカス・スタインバーグ Pinchas Steinberg
  • 演奏…パリ・オペラ座管弦楽団及び合唱団 Orchestre et choeurs de l'Opéra National de Paris
  • 合唱指揮…………………ダヴィド・レヴィ David Levi

以前放映した時留守録失敗して見損ねていたので、再放映たすかります。女優ジャンヌ・モローがここのところご執心の女性TV監督ジョゼ・ダイヤンと共に演出した演目で注目となりましたが、その後全く再演の話がないのは...。昨年はイザベル・ユペールが演出するという話が、ぽしゃったりしてますが、舞台演出もしたことない女優に依頼するチャレンジャー精神はよく分かりません。今年はファニー・アルダンがメサジェ《ヴェロニク》をシャトレで演出すると言う話も本当に実現するのか...。
何だか見た感じはかなりセンスいい演目のようです。しかし何と言ってもオダベッラが究極に難しい役なので再演するにも歌手がいないということでしょう。TVシリーズ女警部ジュリー・レスコー』を何度も演出し、モローがマルグリット・デュラスを演じた映画『デュラス 愛の最終章』を監督したジョゼ・ダイヤン(ダヤンってやってるけど)は、モローと日本に来てますが、その後の演出なので、砂漠がなんだか石庭みたい。グレギーナぐらいしかその時歌える人いなかったんだろうけど、もっと早くやってればロバート・カーセン演出《ナブッコ》でパリでディーヴァに祭り上げられたユリア・ヴァラディが適役だったんですが、それで有終の美(オペラ引退)を飾ってしまい、再演もグレギーナということでがっくりでした。彼女はすごい声だすけど音程がずれるのでいくらガンバってもヴァラディのように祭り上げられることは無かったです(それにガタイと見た目にエレガンスが感じられないのもパリ向きじゃない理由かも)。ちなみに、《アッティラ》と言えば、ベルトルッチの『暗殺のオペラ』でアリアの前奏部が何度か流れていたりする作品ですので、全曲を知らない人は見てもいいでしょう...。レイミーは以前やった録音の時の方がいいに決まってますが...。