TANNHAUSER

「芸術劇場」東京のオペラの森2007 歌劇《タンホイザー》ハイライト

  1. 情報コーナー:特集「ロバート・カーセンにきく新演出『タンホイザー』」
  2. 東京のオペラの森2007 歌劇「タンホイザー」〜ハイライト

ワーグナー:歌劇「タンホイザー」(パリ版)

  • タンホイザー………スティーヴン・グールド Tannhäuser : Stephen Gould
  • エリーザベト……………ムラーダ・フドレイ Elisabeth : Mlada Khudoley
  • ヴェーヌス……………ミシェル・ディヤング Venus : Michelle DeYoung
  • ヴォルフラム…………ルーカス・ミーチャム Wolfram : Lucas Meachem
  • ヘルマン…アンドレア・シルヴェストレッリ Hermann : Andrea Silvestrelli
  • ヴァルター………ジェイ・ハンター・モリス Walter : Welcome
  • ビーテロルフ…………マーク・シュネイブル Biterolf : :: Mark Schnaible ::
  • ハインリッヒ…………………………平尾憲嗣 Heinrich : Noritsugu Hirao
  • ラインマール…………………………山下浩司 Rainmar : Koji Yamashita

http://www.ville-caen.fr/Infos_mairie/info/CaenMag/Precedente/58/images/culture1.jpg ←グリース?

自分の見た日の収録ではなく、二日目の方でした。初日はカメリハだったのかも。ハイライトなので、冒頭のぐじゃぐちゃなシーンやヴェーヌスのヌードはばっさりなかったですから、全く演出の見せ場も演出コンセプトもへったくれも関係ないもので、カーセンのインタビューはあっても意味なし。とりあえず、この部分をキープして、あとでBS放映の方に合わせることに。NHKだから独自に出演者の名前を訂正するかと思ったら、上演のときと変わっておらず、スティーヴンがステファン、ディヤング(本人に確認した)はデ・ヤングという間違いのままでした。ミーチャムは確認しなかったけど、ミーチェムじゃないでしょう。パリ版とか言っても踊りが挿入される訳もなく、フィリップ・ジロドー氏によるいつものようなマイムで処理 (ばっさりカットで関係ないけど)。パリ・オペラ座で収録していたらフランソワ・ルシヨンとかが収録監督だったろうけど、この日本での収録はどうなんだろうか? NHKは作り手は人と思ってないからスタッフなど関わった人のクレジットは決して着けないから解らないけど、これを商品にするような事があるなら、その際に解るのかも (NHKが収録したバイエルンの《影のない女》がDVD化されてやっと関わった人のクレジットが発表になったから)。
それにしても、カーセンのきっちり固めたヘアーは10年数年前に見たときから変わらない。今回は撮影ということで、かなり気合いが入っていたので笑ってしまった。そんなことより、今シーズンはこれ以外は再演とかばかりでしたが、来シーズンはブリュッセルで《ミトリダーテ》があるのが気になります。春にはアバドによる《フィデリオ》をフェラーラで上演だから、収録もありなんでしょう。夏はケント・ナガノバイエルンで《ナクソス島のアリアドネ》というんで気の利いたことをしてもらいたいです。ドイツ語圏じゃろくな演出がないから。それらをがんばって見に行くことはないでしょうが、その後に控えたウィリアム・クリスティ指揮によるリュリ《アルミード》はがんばらねばいかんけど、チケット争奪戦が厳しそうな演目なのが...。