AIDA / JACOBS
- NKH-FM|02時00分|サンデークラシックワイド―海外オペラアワー―
- 第1幕、第2幕:1時間28分42秒|第3幕、第4幕:1時間13分18秒
- Orange, 11 Juillet 2006/2006年7月11日、オランジュ古代劇場|ラジオ・フランス提供
- http://www.choregies.asso.fr/ (この公演のページはないけど)
- http://www.forumopera.com/concerts/aida_orange060711.html
ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe VERDI (1813 - 1901)
歌劇《アイーダ》全四幕 AIDA, Opéra en 4 actes
Livret d’Antonio Ghislanzoni, d’après Camille du Locle et Auguste Mariette Bey
- アイーダ……………インドラ・トマス、ソプラノ Aïda : Indra Thomas
- アムネリス…マリアンネ・コルネッティ、メッゾ Amnéris : Marianne Cornetti
- 巫女の長…マリー・ポール・ドッティ、ソプラノ Une prêtresse : Marie-Paule Dotti
- ラダメス………ロベルト・アラーニャ、テノール Radamès : Roberto Alagna
- アモナズロ……………コ・ソンヒョン、バリトン Amonasro : Seng-Hyoun Ko
- ランフィス………オルリン・アナステソフ、バス Ramfis : Orlin Anastassov
- エジプト王…………ダニエル・ボロフスキ、バス Le Roi : Daniel Borowski
- 使者……マルシアル・ドフォンテーヌ、テノール Un messager : Martial Defontaine
- 指揮……………ミシェル・プラッソン Direction : Michel Plasson
- 演出…………………シャルル・ルボー Mise en scène : Charles Roubaud
- 美術…………エマニュエル・ファヴル Scénographie : Emmanuelle Favre
- ヴィデオ映像……………ジル・パパン Animations vidéo : Gilles Papain
- 衣装………………カーチャ・デュフロ Costumes : Katia Duflot
- 振付………………………ブリス・ムセ Chorégraphie : Brice Mousset
- 照明…ウラディーミル・ルカセヴィチ Eclairages : Vladimir Lukasevitch
- 管弦楽:リヨン国立管弦楽団 Orchestre national de Lyon
- 合唱:トゥルーズ・カピトール劇場合唱団、モンテカルロ歌劇場、アヴィニョン歌劇場 Chœurs du Théâtre du Capitole de Toulouse, de l’Opéra de Monte-Carlo et de l’Opéra-Théâtre d’Avignon et des Pays de Vaucluse
- 2006年8月24日:スイス・ザーネン教会で収録|スイス放送協会提供
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart
- 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527 から「序曲」(5分56秒)
- レチタティーヴォとアリア「もうたくさん、あなたが勝ったのだわ〜ああ、私を見捨てないで」K. 295a (6分04秒)
- レチタティーヴォとアリア「憐れな私よ、ここはどこなの?〜ああ、語っているのは私ではないの」 K. 369 (6分15秒)
- 交響曲 第41番 ハ長調 K.55「ジュピター」(33分50秒)
- ソプラノ…アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ
- 管弦楽……………フライブルク・バロック管弦楽団
- 指揮…………………………………ルネ・ヤーコプス
何だか訳の分からない組み合わせの放送でした。《アイーダ》は放送の日に違うのを聴いていて、その後フォローしなかったので、今頃になってやっと。プラッソンの音作りはやっぱりさすが。こんな聴きたくもない作品を聴く事が可能にさせてくれる。どうせ私が聴く場所は巫女と使者の所だけで、それを歌うのが大抵気になる人だったりするから (今回はマルシャル・ドフォンテーヌだったし)。アラーニャはがんばってますが、二度程ここぞというところでこけたので、万全ではなかった。これなら降りたミラノでの公演の時の方が良かったかも。と言っても他の歌手が歌ったからって今は聴く気になれない。インドラ・トマスはやたら日本に来るようになりましたが、大声のアイーダ歌いとして今後各地で活躍するでしょうが、生で聴く機会は私にはありません。今回の発見は韓国のバリトン、コ・ソンヒョンというのがもっぱらの評価で、アラーニャもお気に入りみたいで今年の《トロヴァトーレ》ではルーナ伯爵役で共演 (ルーナと言えばベルトルッチの『ルナ』のDVDを早いところ買わねば...)。
後半のヤーコプスは、インスブルック・バロック祭でのお務めを終えてだか抜け出してスイスで行ったモーツァルトの演奏会。当初アンナ・カテリーナ・アントナッチとしてアナウンスされたけど、行ってみたらペンダチャンスカだったガスマンの《オペラ・セリア》のシャンゼリゼ劇場公演。以来、登板機会が俄然増えたペンダチャンスカが、《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・エルヴィラを歌った後に、ここでも歌っております。