AIDA / JACOBS

  • NKH-FM|02時00分|サンデークラシックワイド―海外オペラアワー―

ヴェルディアイーダ

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ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe VERDI (1813 - 1901)
歌劇《アイーダ》全四幕 AIDA, Opéra en 4 actes
Livret d’Antonio Ghislanzoni, d’après Camille du Locle et Auguste Mariette Bey

  • アイーダ……………インドラ・トマス、ソプラノ Aïda : Indra Thomas
  • アムネリス…マリアンネ・コルネッティ、メッゾ Amnéris : Marianne Cornetti
  • 巫女の長…マリー・ポール・ドッティ、ソプラノ Une prêtresse : Marie-Paule Dotti
  • ラダメス………ロベルト・アラーニャテノール Radamès : Roberto Alagna
  • アモナズロ……………コ・ソンヒョン、バリトン Amonasro : Seng-Hyoun Ko
  • ランフィス………オルリン・アナステソフ、バス Ramfis : Orlin Anastassov
  • エジプト王…………ダニエル・ボロフスキ、バス Le Roi : Daniel Borowski
  • 使者……マルシアル・ドフォンテーヌ、テノール Un messager : Martial Defontaine
  • 指揮……………ミシェル・プラッソン Direction : Michel Plasson
  • 演出…………………シャルル・ルボー Mise en scène : Charles Roubaud
  • 美術…………エマニュエル・ファヴル Scénographie : Emmanuelle Favre
  • ヴィデオ映像……………ジル・パパン Animations vidéo : Gilles Papain
  • 衣装………………カーチャ・デュフロ Costumes : Katia Duflot
  • 振付………………………ブリス・ムセ Chorégraphie : Brice Mousset
  • 照明…ウラディーミル・ルカセヴィチ Eclairages : Vladimir Lukasevitch

ルネ・ヤーコプスモーツァルト

  • 2006年8月24日:スイス・ザーネン教会で収録|スイス放送協会提供

ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart

  1. 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527 から「序曲」(5分56秒)
  2. レチタティーヴォとアリア「もうたくさん、あなたが勝ったのだわ〜ああ、私を見捨てないで」K. 295a (6分04秒)
  3. レチタティーヴォとアリア「憐れな私よ、ここはどこなの?〜ああ、語っているのは私ではないの」 K. 369 (6分15秒)
  4. 交響曲 第41番 ハ長調 K.55「ジュピター」(33分50秒)

何だか訳の分からない組み合わせの放送でした。《アイーダ》は放送の日に違うのを聴いていて、その後フォローしなかったので、今頃になってやっと。プラッソンの音作りはやっぱりさすが。こんな聴きたくもない作品を聴く事が可能にさせてくれる。どうせ私が聴く場所は巫女と使者の所だけで、それを歌うのが大抵気になる人だったりするから (今回はマルシャル・ドフォンテーヌだったし)。アラーニャはがんばってますが、二度程ここぞというところでこけたので、万全ではなかった。これなら降りたミラノでの公演の時の方が良かったかも。と言っても他の歌手が歌ったからって今は聴く気になれない。インドラ・トマスはやたら日本に来るようになりましたが、大声のアイーダ歌いとして今後各地で活躍するでしょうが、生で聴く機会は私にはありません。今回の発見は韓国のバリトン、コ・ソンヒョンというのがもっぱらの評価で、アラーニャもお気に入りみたいで今年の《トロヴァトーレ》ではルーナ伯爵役で共演 (ルーナと言えばベルトルッチの『ルナ』のDVDを早いところ買わねば...)。
後半のヤーコプスは、インスブルックバロック祭でのお務めを終えてだか抜け出してスイスで行ったモーツァルトの演奏会。当初アンナ・カテリーナ・アントナッチとしてアナウンスされたけど、行ってみたらペンダチャンスカだったガスマンの《オペラ・セリア》のシャンゼリゼ劇場公演。以来、登板機会が俄然増えたペンダチャンスカが、《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・エルヴィラを歌った後に、ここでも歌っております。