PELLEAS ET MELISANDE
- "Soirée lyrique" par Jérémie Rousseau - 19:30 (02時30分)
- http://www.radiofrance.fr/francemusique/prog/ant/
- シャンゼリゼ劇場より生放送 En direct du Théâtre des Champs-Elysées à Paris
- http://www.theatrechampselysees.fr/
- et en simultané avec l'Union européenne de Radios
クロード・ドビュッシー Claude Debussy
歌劇《ペレアスとメリザンド》全5幕 Pelléas et Mélisande
Opéra en cinq actes sur un livret de Maurice Maeterlinck
- メリザンド…………マグダレナ・コジェナー Magdalena Kozená : Mélisande
- ペレアス…ジャン=フランソワ・ラポワント Jean-François Lapointe : Pelléas
- ジュヌヴィエーヴ…マリ=ニコール・ルミウ Marie-Nicole Lemieux : Geneviève
- ゴロー…………………………ロラン・ナウリ Laurent Naouri : Golaud
- アルケル…………グレゴリー・ラインハート Gregory Reinhart : Arkel
- イニョルド…アメル・ブラヒム・ジェルール Amel Brahim Djelloul : Yniold
- 医者…………………………ユーリ・キーシン Yuri Kissin, le médecin
- 合唱…………ラジオ・フランス合唱団 Choeur de Radio France
- 管弦楽…………フランス国立管弦楽団 Orchestre National de France
- 指揮………ベルナルト・ハイティンク Direction : Bernard Haitink
- 演出…ジャン=ルイ・マルティノティ Jean-Louis Martinoty, mise en scène
- 美術…………ハンス・シャヴァノッホ Hans Schavernoch, décors
- 衣装……………………ヤン・タックス Yan Tax, costumes
- 照明…………………アンドレ・ディオ André Diot, lumières
今月は各地でこのオペラが上演されておりますが、そのせいか人材の取り合いに。ロイヤル・オペラはあのへんちくりんな衣装で可哀相な姿のキンちゃんは略奪された花嫁とではなく、アンゲリカとやってますし(この二人はなぜかコンビで売り出し中みたいで秋にデュオ・リサイタルがドイツとかであるので...)、ロシアでタイヘンな演出になりそうなオリヴィエ・ピ〜ちゃんがイケメン大王ジャン=セバスチャン・ブと四半世紀を経ても娘役現役のソフィ・マラン=ドゴールでミンコという感じで、好き者なら三つとも追っかけて疲れ果てて演奏中寝るという困ったことも出来そう!?(何のこっちゃ)。
このパリでの公演は当初かなりいっちゃったアンドレ・エンゲル (スイス系だかでアンジェルじゃないそうで...ラウル・ルイス映画の常連ですが、お爺さんなのに演出舞台はかなり...!)が演出とういことでヴァイオレンス演出になるのではと楽しみだったのですが、パリ・オペラ座の《ルイーズ》とかぶっていたせいか、それとも余りにヤバい演出コンセプトだったのか、シャンゼリゼでは安全演出で人気のマルティノティがピンチヒッターに。DVDになったヤーコプス指揮《フィガロの結婚》はそこそこですが、ガスマン《オペラ・セリア》はこれ以上面白い演出のオペラもないって位の代物でしたし、似たような内容の有名作《ナクソス島のアリアドネ》もこれ以上センスのいい演出はお目にかかれないほどいいものでしたから、今回もいい感じにやってくれているといいのですが。ってarteが収録してるみたいなので、DVDになりそう....。
結果:生放送なので、休憩中は事前収録したキャストや指揮者のインタビューがありあましたが、ハイティンクはフランス語の質問に英語で答えていましたが、たいして作品を理解してないで駄目駄目ぶりを暴露してました。てな訳で夢のような音を引き出すということは不可能。歌手もそろってるようで作り込めていたかは....。