GREASE

今日ブロードウェイはクローズ・ラッシュ・デーだったようで、その中で気になったクルト・ヴァイルの楽曲で構成したヴァイルとロッテ・レーニャの物語《LoveMusik》(もともと限定上演で、オープンが遅れたこともあって予定より1週間追加されたので、入りが悪くてクローズという訳ではない)。トニー賞にもいくつか候補になりましたが、ちゃんとチェックしていなかったので気付きませんでしたが、演出のハロルド・プリンス以外に音楽演出みたいなので振付師としてミュージカル『グリース』(上演も映画版も)を手掛けたパトリシア・バーチが担当していたということです。彼女がやっているのにチェックしていなかったのはまずりました。でもクローズしてもボルティモアですぐ公演を続けるし、国外での上演が次々と決まってるということで、ぜひともこれはウテ・レンパーでベルリン (訳詞じゃなくドイツものは言語できけそうなので、ここで見るのが最適かも)かロンドンでやってくれたらぴったりなんで見に行くけど (ドナ・マーフィは名女優ですが、どうみてもロッテ・レーニャではない)。ちなみに第一部「ドイツ」、第二部「アメリカ」なので、楽曲リストにその中間にあたる、私の好きな「ユーカリ」や「セーヌの川底に (セーヌ川哀歌)」といったフランスものがないのが残念です。なお、日本では2009年以後に市村正親主演で上演とのこと。だれがレーニャ役って考えると....おのずと絞られそうですが。それより、日本上演でその制作チームが来るのか《ダンス オブ ...》のように日本版にしてしまうのか!?!?
などと思っていた時、寝ぼけ眼で『新堂本兄弟』を見ていたら、ゲストが『舞妓Haaaan!!!』の阿部サダヲで、彼がロックバンドのグループ魂をやっているということで、ロックと歌謡曲の融合したものを列挙し、その中で松田聖子の『Rockn' Rouge』がお気に入りということで彼のリード・ヴォーカルで番組を閉めていました。あまり歌詞を考えた事なかったので、字幕付きで聴いてみると、これって『グリース』を歌にしたんじゃん!ってことを今頃分かりました。歌詞の中にグリースって出てくるだけじゃなく、全体的に『グリース』の中のエピソードが散りばめられていたので今さらながらビックリ。ところで、昨年革ジャンにくるまれた特別仕様のDVDが欧米でリリースされましたが、日本はどうなんとんねん!でも日本じゃユニバーサルから出すとなるとPAL素材になるからいいことないけど。

グリース スペシャル・エディション [DVD]

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