ARMIDA

ヨーゼフ・ハイドン Joseph Haydn (1732–1809)
歌劇《アルミーダ》三幕の英雄ドラマ ARMIDA, Hob. XXVIII:12 • Dramma eroico in three acts

  • Libretto by Nunziato Porta (?) after the anonymous libretto to Rinaldo,
    dramma per musica by Antonio Tozzi,
    based on the epos Gerusalemme liberata (Liberated Jerusalem) by Torquato Tasso
  • 指揮……アイヴァー・ボルトン Ivor Bolton, Conductor
  • 演出…………クリストフ・ロイ Christof Loy, Stage director
  • 美術………ディルク・ベッカー Dirk Becker, Sets
  • 衣装…ベッティナ・ヴァルター Bettina Walter, Costumes
  • 美術………オラフ・ヴィンター Olaf Winter, Lighting
  • ドラマツルギ…アニカ・ハラー Annika Haller, Dramaturgy
  • 振付…ヨッヒェン・ヘックマン Jochen Heckmann, Choreography

  • アルミーダ……アネッテ・ダッシュ Annette Dasch, Armida
  • リナルド……ミヒャエル・シャーデ Michael Schade, Rinaldo
  • ゼルミーラ…モイチャ・エルトマン Mojca Erdmann, Zelmira
  • イドレーノ…ヴィート・プリアンテ Vito Priante, Idreno
  • ウバルド……リチャード・クロフト Richard Croft, Ubaldo
  • クロタルコ…ベルナール・リヒター Bernard Richter, Clotarco

ザルツブルク音楽祭(っていっても演劇もあるので日本語化しずらい)の《アルミーダ》初日の模様を『サウンド・オブ・ミュージック』でお馴染みのあの巨大なフェルゼンライトシューレから生放送。昨年の全収録とは違ってこれはORFがTV収録している様子はまだないようでとりあえずラジオだけ...??
当初予定されていたゼルミーラ役のパトリシア・プティボンは降板。サイトの写真集を見れば彼女にこんな体力勝負の演目が演じられるとは思えない。でもオリヴィエ・ピ〜ちゃん演出の演奏会は出るようで。ま、ピのおフランスのヘンタイ演出はOKでもロイのドイチャー・ヘンタイ演出は性に合わんということでしょうか? それをつとめられるのはコーミッシェ・オーパーで散々いたぶられる演出に出演ているモイカならぬモイチャ・エルトマンしかいないということでしょうか。それにしても演じるの大変そうな装置だけど、よくクロフトさん降りずに出てくれました。というかかなりのクロフト節で好きモノにはたまらない感じ。DとSが違ったらもっと萌え度が上がる公演なんだけど...。Pよりはモイチャになったのは良かったのに...。主演のアンネッテ・ダッシュならぬアネッテ・ダッシュですが、この公演に合わせてSony BMGから「Armida」と題した、アルミーダ役が登場する曲を集めたアルバムを出したそうですが、こんな大変な役ばかりやったら一気に声を悪くしそうで心配。お大事に。ちなみに、彼女はベルリンの《ドン・ジョヴァンニ》で来るということですが、彼女のサイトを見たら、その時期は空白になっていていまいち本当なのか??? それとも聞いてないよ!ということなのか、ドンナ・エルヴィラならいいけどアンナは嫌!とか...。どっちみち高額なので行きませんが。

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なお、降板と言えば来月上演の《ベンヴェヌート・チェッリーニ》の表題役がシコフんじゃったようで、名が消えておりました。彼はこの超難役に取り組んでる最中に声を駄目にしたのか("3トリー・テナーズ"のもう一人サバは先月ロンドンでこれを歌う予定だったけど降りてました)、それ以前から《ユダヤの女》なんかを歌って声を駄目ににていた感は放送では感じられたので、追い打ちかも。それとウィーン国立歌劇場のインテンダントかなんかの候補ってのにどう?って躍らされて選ばれなかったショックか? ということで今年のウィーンの出演もキャンセルするのか分からないけど (一応カルメン、トスカ、スペードを続けてやるみたいで、まだ名は残ってるけど...)、その後のチューリヒでの《ユダヤの女》とメトの《ピーター・グライムズ》もキャンセルと言う感じで...。ジェリーはどら...。