MOZART 22: LUCIO SILLA

モーツァルト:歌劇《ルーチョ・シッラ》 [DVD]

モーツァルト:歌劇《ルーチョ・シッラ》 [DVD]

  • アーティスト: サッカ(ロベルト),マシス(アニク),バチェッリ(モニカ),カンジェミ(ベロニカ),クライター(ユリア),フェラーリ(ステファーノ),フェニーチェ歌劇場合唱団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: DVD
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:悲歌劇『ルーチョ・シッラ』K135
Wolfgang Amadeus Mozart: LUCIO SILLA

  • 初回放送:9月15日(土)、20:00|CLASSICA JAPAN/クラシカ・ジャパン~聴くだけの音楽からTVで体感する感動へ
    • 16歳のモーツァルトが3回目のイタリア旅行で大成功を収めた作品。ローマに実在した独裁執政官スッラの物語。演劇畑出身の演出家フリムならではの細やかな演技付けに、サッカ、マシス、バチェッリといった実力派が見事に応え、芝居のようなステージが展開。ラストシーンはどう解釈するか、必見です。
    • ストーリー:独裁者シッラに追放されていた元老院議員チェチーリオは、親友チンナの手引きで秘かにローマに戻り、許嫁ジューニアがシッラに言い寄られていることを知ります。シッラは自分の妹チェーリアとチンナの結婚、そして自分とジューニアの結婚を目論んでいるのですが、ジューニアは彼の求婚には全く応じません。そんな折、彼女はとチェチーリオは喜びの再会を果たしますが・・・。

放送日時 開始
2007年09月15日(土) 20:00
2007年09月16日(日) 23:00
2007年09月17日(月) 15:00
2007年09月18日(火) 07:00
2007年09月19日(水) 04:00
2007年09月20日(木) 17:00
2007年09月22日(土) 01:00

本当はN響でプレヴィンでもと思ったけど、電車の冷房で風邪っぴきになり、出かける気分でもなくこちらを鑑賞。音の方はヴェネツィア公演もこの収録のも聴いておりますが、DVDは値が張るのでまだ買っていなかったので助かります。が、何が買わせなかったのかというのは当然演出が緩減不利謀だからということと、こんなところでオペラやるなんて信じられない程横長の大嫌いな劇場での収録ということも....。なんで旧小劇場ことモーツァルト・ハウスで上演しなかったのか!って集客を見込んでのことだろうけど。そこも憎たらしい。劇場でか過ぎで音声収録も良くないし。線で区切られてるのがなんだかラース・フォン・トリアーの下らない映画の亜流みたいでオリジナリティないし。なんでヴェネツィアで収録しなかったのか...。今回はフェニーチェでは転換して登場させていた美術を全部舞台上で見せて移動させると共に、出番のない歌手も両脇に待機させておくなど、この演出家らしいことをまたやっちょる。以前パトリス・シェローが演出したの公演はリシャール・ペドゥッツィの美術も圧巻でしたが、このコンビがザルツで《ドン・ジョヴァンニ》をやった際もそれと似た美術でしたが、両脇は使わないで真ん中に集中させて舞台全体を有効活用しようなどという欲張りなことはしませんでした。この84年の公演のブリュッセルでの収録がモーツァルト年に合わせてなんとか商品化されたら最高なんだけどと思ったけど、そんなことは全く起きず、ライブCDが廉価になっただけでした。
今回の公演のキャストは、フェニーチェの新常連アニック・マシスに、ロン毛の男を演じるヴェロニカ・カンヘミじゃなくヴェロニカ・カンジェミエマ・トンプソンならぬモニカ・バチェッリとなかなかなキャストですが、ちょっとオッパッピー風なサッカが長身女軍団どもよりたっぱが若干足りなくイモ臭い。

Mozart: Lucio Silla

Mozart: Lucio Silla