IPHIGENIE EN TAURIDE
- Saturday, December 08, 2007 — 1:30 PM, New York, Metropolitan Opera
- http://operainfo.org/broadcast/operaMain.cgi?id=500000000000123&language=1
《トリドのイフィジェニー》四幕の悲劇 Iphigénie en Tauride, tragédie en quatre actes
- 作曲:クリストフ・ヴィリバルト・グルック Music by Christoph Willibald Gluck
- 台本:ニコラ=フランソワ・ギヤール、エウリピデスの悲劇に基づくギモン・ド・ラ・トゥシュの戯曲を元に Text in French by Nicolas-François Guilliard, based on the play by Guymond de la Touche after Euripides’ drama
- 初演:パリ、1779年5月18日 World Premiere: Paris, Opera, May 18, 1779
- 米国初演:ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場、1916年11月25日 U.S. Premiere: New York, Metropolitan Opera, November 25, 1916 / Metropolitan Opera Premiere: November 25, 1916 (in German)
- イフィジェニー…スーザン・グレアム Susan Graham, soprano : Iphigénie
- オレスト…………プラシド・ドミンゴ Plácido Domingo, ténor : Oreste
- ピラード…………ポール・グローヴズ Paul Groves, ténor : Pylade
- タオス……………ウィリアム・シメル William Shimell, basse : Thoas
- ディアーヌ…………ミシェル・ロジエ Michele Losier, soprano : Diane
- 第一の巫女………リゼット・オロペザ Lisette Oropesa, soprano : Première prêtresse
- 第二の巫女……………サシャ・クック Sasha Cooke, soprano : Seconde prêtresse
- ギリシア人女性…リゼット・オロペザ Lisette Oropesa, soprano : Une femme grecque
- 司祭……………デイヴィッド・ウォン David Won, bass : Un ministre
- スキト人………デイヴィッド・ウォン David Won, bass : Un Scythe
- 俳優……………………マーク・カプリ Mark Capri : Un acteur
- 女優…ジャクリーヌ・アンタラミアン Jacqueline Antaramian : Une actrice
- 指揮………………ルイ・ラングレ Conductor: Louis Langrée
- メトロポリタン歌劇場及び合唱団 The Metropolitan Opera Orchestra and Chorus
- 演出………スティーヴン・ワッズワース Production: Stephen Wadsworth
- 美術………………………トマス・リンチ Set Designer: Thomas Lynch
- 衣装………マーティン・パクレディナス Costume Designer: Martin Pakledinaz
- 照明…ニール・ピーター・ジャンポリス Lighting Designer: Neil Peter Jampolis
- 振付………………ダニエル・ペルジック Choreographer: Daniel Pelzig
Marc Minkowski John Eliot Gardiner William Christie ↑キャサリン・ボットが歌う「Ô malheureuse Iphigénie !」が入った『危険な関係』サントラ
- アーティスト: George Fenton
- 出版社/メーカー: Indent Series
- 発売日: 1996/07/23
- メディア: CD
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今日は、アムスの《ダフネ》、フランス・ミュジックでボローニャ2月公演《ボリス・ゴドゥノフ》、フランクフルトのエインズリー主演《ビリー・バッド》(後半はだけ聴けた)とか幾つか気になるのがあったけど、結局ルイ・ラングレのメト・デビューとなる《イフィジェニー》の生放送にすることに。
演奏もそれなりな音になっているけど、シメルが絶叫し、ドミンゴのフランス語が....という以前に風邪ひいてるのか声ガラガラで歌ってない時に咳、グレアムは乙女に思えず...。ということで、ポール・グローヴズが非常に明瞭なのが救い。役者の演技とかいうのは入るようで、冒頭からギリシア悲劇みたいなことしているようで、寸劇があったのちスタートするという具合。これを聴きたい時はミンコフスキかガーディナー盤にしておきます。昔パリの演奏会で聴いた時はイフィジェニーが交代していたし、その後も聴いた際もやっぱりキャスト変わっていたし、これは尋常じゃないオペラなので、絶叫ではない熱唱というのがよほどじゃないと難しいのようで。
一幕が終わるや、袖でドミンゴのインタビューでひそひそ話風でしゃべる声はいつもの彼の声と違う感じで、今シーズンはバロック系に挑戦するため声を変える努力をしているのか、スペイン訛りを矯正しておフランス語を特訓しているのか?? どういう体力なのか、このマチネ公演の後には《ロメオとジュリエット》を指揮するという荒技をやるそうで、そんなワーカホリックみたいことは日程調整してもらって止めるべき。彼を目当てでNY来るファンはおいしい企画だろうけど。公演が再開すると、分かったのが風邪引きは歌手ではなくプロンプターのようで、しかもその声が目立つようになり、ドミンゴのところだけ言うけど、どんどんドミンゴの発音がメタメタな感じに。来年はヘンデルの《タメルラーノ》を本当に歌うのか...。