ROMEO ET JULIETTE

• The Metropolitan Opera, 2007-2008 Broadcasts, 15 Dec, 13:00-14:34, New York
• http://www.metoperafamily.org/metopera/broadcast/hd_events.aspx

《ロメオとジュリエット》 Roméo et Juliette, Prologue and Five Acts

• 作曲…シャルル・グノー　Music by Charles Gounod
• 台本…ジュール・バルビエ＆ミシェル・カレ (ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を元に)　Text in French by Jules Barbier and Michel Carré, after the play by William Shakespeare.
• World Premiere: Paris, Théâtre Lyrique, April 27, 1867
• U.S. Premiere: New York, Academy of Music, November 15, 1867
• Metropolitan Opera Premiere: December 14, 1891

• ジュリエット…………アンナ・ネトレプコ　Anna NETREBKO, Juliette
• ステファノー…………イザベル・レナード　Isabel LEONARD, Stéphano
• ジェルトリュード………ジェイン・バネル　Jane BUNNELL, Gertrude

• ロメオ………………ロベルト・アラーニャ　Roberto ALAGNA, Roméo (tenor)
• ティバルト…………………マーク・ヘラー　Marc HELLER, Tybalt (tenor)
• メルキューシオ……………ネイサン・ガン　Nathan GUNN, Mercutio (baritone)
• パリス…………………………ルイ・オティ　Louis OTEY, Count Pâris (baritone)
• ベンヴォリオ…トニー・スティーヴンソン　Tony STEVENSON, Benvolio (baritone)
• グレゴリオ…………デイヴィッド・ウォン　David WON, Grégorio (baritone)
• ロラン神父………………ロバート・ロイド　Robert LLOYD, Frère Laurent (bass)
• キャピュレット伯…チャールズ・テイラー　Charles TAYLOR, Count Capulet (bass)
• ヴェローナ爵……ディーン・ピーターソン　Dean PETERSON, Duke of Verona (bass)

Cast & Characters (in order of vocal appearance)

• Marc HELLER, Tybalt (tenor): Juliette’s cousin.
• Louis OTEY, Count Pâris (baritone): A rich friend of Tybalt, interested in Juliette.
• Charles TAYLOR, Count Capulet (bass): Head of the Capulet family.
• Anna NETREBKO, Juliette (soprano): Daughter of Capulet, a beautiful young maiden.
• Roberto ALAGNA, Roméo (tenor): Son of Montague, a dashing young man.
• Nathan GUNN, Mercutio (baritone): Roméo's best friend.
• Jane BUNNELL, Gertrude (mezzo-soprano): Juliette's nurse and friend.
• David WON, Grégorio (baritone): Capulet's servant.
• Robert LLOYD, Frère Laurent (bass): A friar, and a friend of both Roméo and Juliette.
• Isabel LEONARD, Stéphano (soprano): Roméo's page, a feisty young boy.
• Tony STEVENSON, Benvolio (baritone): Montague's nephew, one of Roméo's trusty friends.
• Dean PETERSON, Duke of Verona (bass)

• 指揮…プラシド・ドミンゴ　Conductor: Plácido Domingo
• 演出…ギ・ヨーステン　Production: Guy Joosten
• 美術…ヨハネス・ライアッカー　Sete Desinger: Johannes Leiacker
• 衣装…ホルヘ・ハラ　Costume Designer: Jorge Jara
• 振付…ショーン・カラン　Choreographer: Sean Curran
• 格闘振付…デイル・アントニー・ジラード　Fight Director: Dale Anthony Girard
• 仏語指導…ピエール・ヴァレ　French Diction Coach: Pierre Vallet

• インタビュアー…ルネ・フレミング　Backstage Interviewer: Renée Fleming
• ゲスト…フィリップ・ラングリッジ　Philip Langridge

• 上映会：METライブビューイング：オペラ | 松竹

The Metropolitan Opera LIVE in HD 2006-2007

EUGENE ONEGIN	I PURITANI

ROBERTO ALAGNA on ROMEO

ROYAL OPERA HOUSE	TV FILM	CD	CD re-package

DOMINGo sung ROMEO

Romeo & Juliet-Comp Opera

日本では大晦日に歌舞伎座でHD上映されるのですが(世界で600館で上映とのこと)、行かないので (音響のいい座り心地のいい映画館で見たいので)、とりあえず、ロベルト・アラーニャ、ネイサン・ガン、ロバート・ロイドというキャストが気になるのでラジオでチェック。現地、ニューヨークは激寒のようで咳払いが多い感じですが、上映会の効果でか満席が続くようになったメトですが、いい演目と魅力的なキャストが揃えば客もバカじゃないからそっちを選んで買うというのは当たり前 (斜向いのNYCOの後任者モルティエはHD上映反対者、しかもユーロトラッシュ演出好きで、コンサバなニューヨーカーはそっぽ向くでしょう)。
先シーズンではナタリー・デセイ(2C)とラモン・バルガス共演で、その音はお試し期間のネットラジオで聴いてかなり良かったけど、今回の再演は2Cはパリで多忙なので出る訳もなく。本来ならアラーニャも今回じゃなく先の公演で妻と出る予定だったと思うけど、年内休業のロランド・ビリャソンの代理で登場し、番狂わせ (フランス・オペラ復刻上演に力を注いだ故ピエール・ジュルダンの最後のインタビューで、彼のフランス語発音じゃ困るって言われてしまった位)。妻との共演映像はオランジュ音楽祭のがレーベルの関係で商品化が困難のようで残念。このオペラには最も適任のミシェル・プラッソン大先生が指揮しているのに。フランス・オペラには微妙で繊細なニュアンスがないと駄目なので。ネトレプコは出だしでバキッてノイズを出してしまい、その後も例のアリアでは枯れた感じでハスキー、これは商品にするにはマズイものとなってしまい、別の日の収録と編集しないと (その後は奮起したのミスはない感じだけど、本人もインタビューで歌うには年食ったし、声が低くなってきてるから大変と言っていた)。今シーズン代役などにも何度かかり出されて大活躍のアラーニャは非常に良好なんで...やっぱ見たい気が (向こう見ずなおバカさん役にはピッタリ)...でも4000円出す金あるなならDVD待つ。おネイサンのファン (きっとシャツの前は開けて自慢の胸筋見せてるのでしょう!?)が多いのか、いらぬところで拍手があってウザイ。ドミンゴは以前録音もしているけど、今回は指揮だけで、気になるのが彼が指揮だから映像では彼のショットがやたら挿入されやしないか。ロバート・ロイドはがらがら声でやばい。仏語コーチとして日本にもカーセン演出《タンホイザー》の助手で来たピエール・ヴァレが担当しているようで...。
インターミッションではグノーの『ミレイユ』を昔レパートリー(CDはプラッソン大先生指揮)にしたミレッラ・フレーニが登場するので、上映会は彼女のファンは行かねばならないでしょう...と思ったけら、キャンセル。代わりにレネイことルネ・フレミングがバックスステージのインタビュアーで終わったばかりの主役にしゃべらせてました...。幕開く寸前にはドミンゴもトーク。
今後のHDでは、元旦に現地上演のアリス・クート主演《ヘンゼルとグレーテル》(魔女役を演じるフィリップ・ラングリッジが次回上映の宣伝で休憩中にインタビュー出演！)と2C主演、ロラン・ペリー演出《連隊の娘》(生で見たかったけど既に完売だし...)を見たいもんですが...。