LA VIE PARISIENNE

《パリの生活》 LA VIE PARISIENNE

  • 指揮:セバスチアン・ルラン Direction musicale : Sébastien Rouland
  • 演出・衣装…ロラン・ペリー Mise en scène et costumes : Laurent Pelly
  • 台詞脚色…アガト・メリナン Adaptation des dialogues et dramaturgie Agathe Mélinand
  • 美術………シャンタル・トマ Décors : Chantal Thomas
  • 照明………ジョエル・アダン Eclairages : Joël Adam
  • 振付……ラウラ・スコッツィ Chorégraphe : Laura Scozzi
  • ボビネ……………………マーク・キャラハン
  • ラウル・ド・ガルドフ…ジャン=セバスチアン・ブ
  • メテラ……………………マリア・リッカルダ・ヴェセリンク
  • ゴンドルマルク男爵……ロラン・ナウリ
  • 男爵夫人…………………ミシェル・カニッチョーニ
  • ガブリエル………………マリー・ドゥヴェルロー
  • フリック…………………ジャン=ポール・フシェクール
  • ブラジル人………………ヘスス・ガルシア
  • プロスペール……………クリストフ・モルターニュ
  • ポリーヌ…………………ブリギッテ・ホール
  • ウルバン…………………ジャン=ルイ・ムニエ
  • レオニー…………………クレール・デルガド=ボージュ
  • 管弦楽・合唱……………リヨン歌劇場管弦楽団及び合唱団


↑フシェクール    ↑ジャン=セバスチアン・ブ

Jacques Offenbach - La vie parisienne (Opera de Lyon 2007) [DVD] [Import]

Jacques Offenbach - La vie parisienne (Opera de Lyon 2007) [DVD] [Import]

こいうのを見逃すというのが、一生後悔するというもの。やっぱり年末に出かけるのが良かったかも...。とかいって早くから完売だけど。リヨン歌劇場の伝説の公演《天国と地獄》から早や10年。その後、《美しきエレーヌ》《ジェロルシュタイン大公妃》《ペリコール》《ホフマン物語》、それに一幕ものなどとオッフェンバック作品を次々と上演しているロラン・ペリー組。やっと《パリの生活》にたどり着いたという感じですが、彼が《天国と地獄》をする前に、パリで彼はとんてもない爆笑演出の《恋の骨折り損》を演出していましたが、コメディ・フランセーズはダニエル・メズギッシュ演出《パリの生活》を歌手を使わず上演したのが大爆笑で劇場が揺れんばかりの大受けでしたが、それ以前に故ダニエル・トスカン・デュ・プランティエがオペラの基本の作品として映画化を企画し、クロード・ミレールに監督を依頼していたけど、制作費が折り合わず頓挫してしまったりしたこともあったりした。なぜこの作品を映画で!といのは、当然それはジャン・ルノワール映画の理解にも繋がるもので、『女優ナナ』『フレンチ・カンカン』『恋多き女』といったオッフェンバックありきの映画をすんなり見られることになるということもある...。
今回のキャストにはナウリ、フシェクール、ドゥヴェルロー(《天国と地獄》ウリディス役はダブルだった)といったいつもの面々に、来年リサイタルで来日するミシェル・カニッチョーニや、リヨンが舞台だったアンドレ・テシネの映画『夜の子供たち』で《魔笛》のタミーノ役で登場したジャン=ルイ・ムニエなんかもいるので、楽しみです。
結果:聴くだけでは面白みがいまいち伝わらないのが...。やっぱりこれは見てなんぼです。でも配役にも問題はないし、演奏も良かったので、早いところ映像が見られると...。サイトでは部分的に見られますが、演じる方が大変そうで、公演後のインタビューとかで「メルシー!ロラン・ペリー」ってマリー・ドゥヴェルローが可愛い声で言っていました(もちろん逆の意味)。あまった時間で、80年代リヨン黄金時代のガーディナー盤《盗賊》の序曲をかけておりましたが、これを聴くとまたおびょ〜きが再発してしまいますが(また聴きたくなるということ)、その後に激高でまだ買えていないOpera Raraの「Entre nous」からロイック・フェリックス (ミンコフスキ指揮《後宮》がDVDになりましたが)の歌った所を中心に流していて、そちらが俄然欲しくなって、そっちの熱を忘れさせてくれましたが...

Brigands-Comp Opera

Brigands-Comp Opera

Entre Nous, Celebrating Offenbach (excepts from the forgotten operas)

Entre Nous, Celebrating Offenbach (excepts from the forgotten operas)

  • フランスでもまだ商品になっていない『恋多き女』ですが、クライテリオンの素材とも違い、きれいです。