HANSEL AND GRETEL

http://blog.metoperafamily.org/metopera/wp-content/uploads/2007/12/_mg_5115.jpg

ヘンゼルとグレーテル》Hansel and Gretel, Märchenspiel in three acts after a fairy-tale by Jacob Ludwig and Wilhelm Carl Grimm

  • 作曲:エンゲルベルト・フンパーディンク Composer: Engelbert Humperdinck
  • 台本:アーデルハイド・ヴェッテ Librettist: Adelheid Wette
  • グレーテル…クリスティーネ・シェーファー Gretel : Christine Schäfer, soprano
  • へンゼル………………………アリス・クート Hansel : Alice Coote, mezzo-soprano
  • 母ゲルトルート…ロザリンド・プローライト Gertrud : Rosalind Plowright, mezzo-soprano
  • 父ペーター……………………アラン・ヘルド Peter : Alan Held, baritone
  • 眠りの精………………………サシャ・クック Sandman : Sasha Cooke, soprano
  • 露の精……………………リゼット・オロペザ Dew Fairy : Lisette Oropesa, soprano
  • 魔女………………フィリップ・ラングリッジ The Witch : Philip Langridge, tenor
  • メトロポリタン歌劇場合唱団及び管弦楽団 Metropolitan Opera Chorus and Orchestra
  • 指揮…………ウラディーミル・ユロフスキ Conductor : Vladimir Jurowski
  • 演出………………リチャード・ジョーンズ Director : Richard Jones
  • 美術・衣装………ジョン・マクファーレン Sets, Costumes : John Macfarlane
  • 照明……………ジェニファー・ティプトン Lighting : Jennifer Tipton
  • 振付…………………………リンダ・ドベル Choreographer : Linda Dobell
  • 翻訳…………デイヴィッド・パウントニー Translation : David Pountney

http://blog.metoperafamily.org/metopera/wp-content/uploads/2007/12/_mg_5223.jpg
Philip Langridge as The Witch (Photo: Ken Howard/Metropolitan Opera)

生放送も聴けず、その後の放送もなかなか時間が合わず、更に上映会は見に行く余裕がなかったので、このシドニーの放送は助かります。ってこの収録はEMI ClassicsからDVDになるので、これは買いな感じの公演なんで、それを待ってもいいんですがとりあえず、判断材料として聴くことに。とにかく、少年になりきったアリス・クート (上映会ではアリス・クーテってやっていておバカ! 松竹の歌舞伎公演の担当の人たちみたいなので、オペラは全く知らないみたい。で他の呼び屋に訊たりしてるみたいだけど、訊いた先の人たちも、日本で知られていない海外の状況なんて知っている訳ないので、何も改善されない)と魔女役をなつかしやフィリップ・ラングリッジがやっていたりして、見るしかないので、来月のアンコール上映でもがんばるしかない。ところで、メトの上演ですが、この公演はEMIでDVD化ということもあってか英国勢が大挙参加。年末年始にメトのスタッフとキャストを休ませることもあるのかわかりませんが。ユロフスキはグラインドボーンだし、演出家はリチャード・ジョーンズ。もともとウェルシュ・ナショナル・オペラの演目なんで、どちらかというとツアー公演みたいなもん。
クートは期間中、他の公演の収録の休憩中に行われるクイズ大会の司会をしておりましたが、メトの放送はこれがあるからどうでもいい公演の放送もチェックが怠れない。その時はたまたま聞けたのでよかったけど。以前彼女は家族の健康問題かなにかでアムステルダムで上演のクリストフ・ルセ指揮《アルチーナ》(この時のアルチーナ役はシェーファーでしたが)の公演を降板しておりましたが、放送中には「これで親孝行ができる」とか「ハイ!ママ」とか言っておりました。今回は休憩時のトークがありましたが、
ラングリッジはクイズ大会じゃなくトークゲストでこの公演の宣伝に来ていましたが。今回の放送ではリハの時のインタビューが流れましたが、メークに2時間とか。孫が6人いて上映会に来るとか (アン・マレーとの子供がもう子供を6人作ったってこと!?)。でもその子たちは『オズの魔法使い』か《ウィキッド》のように緑色の魔女を期待していたけど、違うんでがっくりしていたとか。DVDになったときにそういうのが入っていたら気が利いているけど、上映会ではクイズ大会とかはカットされていたような気がするので、どうなんだか。
それはともかく、メトのオケは関心しないんですが、ユロフスキがかなり優秀なのか、すごくいい感じ。彼の指揮なんて大分前にペーザロかなんかで聴いた以来、聴く機会がなかなかないので。
結果 DVD出たら買う。でも美術がかなりやばい。衣装はいい感じなんだけど。