MYRTO PAPATANASIU

  1. ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:歌曲「帰れ、いとしのフィッリデよ」
    Vincenzo Bellini : Torna, vezzosa Fillide (1827)
  2. ガエターノ・ドニゼッティ:歌曲「悲しみ」
    Gaetano Donizetti : Una lacrima (Preghiera)
  3. ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:歌曲「捨てられたわが身」
    Vincenzo Bellini : L'abbandono (1827)
  4. ジョアキーノ・ロッシーニ:《老年のいたずら》第6巻より「わが妻への愛情」
    Gioachino Rossini : "Une caresse à ma femme" from "Péchés de viellesse: 6. Album pour les enfants dégourdis" (Piano solo)
  5. ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《椿姫》第3幕より「さようなら過ぎ去った日よ」
    Giuseppe Verdi : "Addio del passato" from "La Traviata"
  6. ジョアキーノ・ロッシーニ:《老年のいたずら》第1巻より「ヴェネツィア競艇
    Gioachino Rossini : "La regata veneziana" from "Péchés de viellesse: 1. Album italiano"
    1. 競艇前のアンゾレータ」Anzoleta avanti la regata
    2. 競艇中のアンゾレータ」Anzoleta co passa la regata
    3. 競艇中のアンゾレータ」Anzoleta dopo la regata

INTERMISSION

  1. ベッリーニ:歌曲集《6つの歌》第1曲「マリンコニア、やさしいニンフ」
    Vincenzo Bellini : "Malincoia, ninfa gentile" from "6 Ariette da camera" (1829)
  2. ドニゼッティ:船乗りの恋「私は海の中に家を建てたい」
    Gaetano Donizetti : Amor marinaro "Me voglio fa na casa mmiez' 'o mare'
  3. ヴェルディ:歌曲「私の安らぎは失せて」
    Giuseppe Verdi : Perduta ho la pace
  4. ドニゼッティ:歌曲集《ポシリオの夏の夜》より「たそがれ」
    Gaetano Donizetti : "Le crépuscule" from "Nuits d'été à Pausilippe" (poème de Victor Hugo)
  5. ロッシーニピアノ曲「小さなカプリース
    Gioachino Rossini : Petite caprice (Piano solo)
  6. ベッリーニ:歌曲集《6つの歌》第6曲「喜ばせてあげてください」
    Vinzenzo Bellini : "Ma rendi pur contento" from "6 Ariette da camera" (1829)
  7. ジャコモ・プッチーニ:歌劇《トスカ》より「歌に生き、愛に生き」
    "Vissi d'arte, vissi d'amore" from "Tosca"
  8. ドニゼッティ:歌曲集《ウィーンの印象》より「ジプシーの娘」
    Gaetano Donizetti : "La zingara" from "Inspirations viennoises" (1842)

BIS

  1. プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》より「私のお父さん」
    Giacomo Puccini : "O mio babbino caro" from "Gianni Schicchi" (Il Trittico)
  2. ヴェルディ:歌曲集《6つのロマンスのアルバム》より「シプシーの女」
    Giuseppe Verdi : "La zingara" from ""Album di 6 romanze"
http://www.ateliermusicale.it/Artisti/Papatanasiu_Myrt%C3%B2/images/pictures/Papatanasiu.jpg http://www.ateliermusicale.it/ArtistMain.aspx?ArtistCode=Papatanasiu_Myrt%c3%b2 Il Turco in Italia

昨年、ブリュッセルでの《ミトリダーテ》で聴いたギリシアのソプラノ、ミルト・パパタナシウのリサイタルということで、行く事に。何を歌うのか知りませんでしたが、ベッリーニドニゼッティロッシーニの歌曲にヴェルディプッチーニのアリアと、あっちゃこっちゃ行かず、均整のとれたプログラムでした。破たんするところもなく、それぞれ歌いあげておりましたので、これに更に表現力が増せば大物になれるかも。
終演後のサイン会は着替えるまで、少し待たされましたが、その間歌い足りなかったようで楽屋でも歌い続けていたので、もっと拍手してアンコールをせがめば歌う用意があった感じでした。話てみたら、とても感じのいい人でした。あの演じる方も見る方も大変なロバート・カーセン演出《ミトリダーテ》を来年テアーター・アン・デア・ヴィーンでまた演じるそうですが、他の出演者が同じかは分からないとのこと。あの公演で一番評判が良かったのか彼女なので、彼女抜きというのはあり得ませんが、またあののど痛めそうなスモークを吸わねばいけないので、お気をつけてと言って去りました。ピアニストのアンゲロプーロスさんは、監督のテオ・アンゲロプロスとはなにか関係があるのかというのが気になったんですが、わさわさしていたので訊きそびれた...。
ところで、同じ題名の歌「La zingara」を歌いましたが、日本語訳違うので、変だな〜と思ったら某音楽辞典(山省堂のだけど)でそうしていましたが、同辞典ではアンゾレータをアゾレータってしてたので、恐わ〜。「La zingarella」だったら「ジプシーの娘っ子」だと思うけど...「La zingara」だったら「ジプシー女」と思うだがよ〜。
なお、5月にはカリアリで《ファルスタッフ》のアリーチェを演じるので、ひょっとしたら収録とかあるのも...。