MONSTER HOUSE

モンスター・ハウス』(2006年/ギル・キーナン/91分)

Totally Hot 「愛は魔術師(マジシャン)」
"A Little More Love"

Written by John Farrar
Performed by Olivia Newton-John
Drums : Mike Botts & David Kemper
Bass : David Hangate
Piano : Jai Winding
Guitars : John Farrar / Steve Lukather
Percussion : Lenny Castro
© 1978 John Farrar Music

サントラには入ってませんでしたが、オリビア・ニュートン=ジョンの『愛は魔術師』を使っていることが公開後に分かり、どんな感じに使っているのかチェックしたかったので、見てみました。
ナニーのジー(マギー・ギレンホール)がカーステでかけながら「Will a little more love make you start depending」というフレーズを一緒に歌っているというちょことだけの使い方ですが、この歌の歌詞を知っていると、物語にぴったりな選曲だということがピピッと分かるため、40過ぎのこの歌を知っているおっさんたちはグッとくるかも (作り手がその世代で、子供と見に行っても喜べるネタの一つとしてサービス!?)。歌詞の冒頭は「Night is draggin' her feet. I wait alone in the heat」なので、あのモンスター・ハウスとなった巨漢の奥さんと、その旦那のこととも言えるし、「Will a little more love bring a happy ending. Will a little more love make it right」という最後の歌詞は、この映画のエンディングとも、作品のテーマとも言えるものでした。LPには載ってる演奏メンバーですが、『グリース』に続いてオリビアと組むTOTOのメンバーです。
これは78年のアルバム『さよならは一度だけ』Totally Hot からの1stシングルですが、この年に武道館でこの歌を聴いた者なので、こんな大ヒット作品で使われたのは嬉しいことです。ただ、この歌が使われるということは、映画は78年の話なのかと思ったら、その後『ポルターガイスト』(81)のパロディみたいなことになり、電話はコードレスだったので、時代設定がいまいち分かなくなりましたが、電話にコードがあると今時の子供は何のことか分からなくなりストーリー進行の妨げになるからなのか...。それはともかく、道徳的な案外いい作品だったし、高度な技術によるアニメだったので見入ってしまいました。

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