CANNES 2008

カンヌ映画祭2008年の出品作品が発表になりました。オープニング招待作品でコンペではないウディ・アレンの「Vicky Cristina Barcelona」、コンペティションではクリント・イーストウッドが誘拐を描いたアンジェリーナ・ジョリー主演「Changeling」、アトム・エゴヤンの「Adoration」、フィリップ・ガレルの「La frontière de l'aube」、ある視点部門でレイモン・ドパルドンの「La vie moderne」、ジェイムズ・トバックがマイク・タイソンを追ったドキュメンタリー「Tyson」、題名だけ気になる「Versailles」といった見てみたい作品が幾つかありましたが、1番気になるのがもうこの映画祭で1番重要な部門となっているカンヌ・クラシックスの修復お披露目。昨年製作から半世紀ということで修復が始まったマックス・オフュルスの『歴史は女で作られる』Lola Montèsが部門のオープニングとして上映されるとのことで、後に一般公開されてDVDとかになればいいのですが...。昨年この部門上映されたピエール・エテックスの超名作「YoYo」は修復したわりに、製作者の他界で権利が浮いて再ロードショーもDVD発売もなく終わっているので、そんな事のないよう願うばかり。