Copying BEETHOVEN
- WOWOW|20時
『敬愛なるベートーヴェン』
Copying BEETHOVEN (2006)
- 監督:アグニェシュカ・ホラント
- 出演:エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、マシュー・グード、ラルフ・リアシュ、フィリダ・ロー、ジョー・アンダソン、アンガス・バーネット、ニコラス・ジョーンズ、ビル・スチュアート、マティエロック・ギブズ
見逃していたので、一応チェック。公開時にクリストファー・ホグウッドが絡んでるようなことを触れていたけど、本人はサイトでも何も触れないので、疑問に思っていたら、やっぱりクレジットになかった。いまいちしっくりこないのは、事実に基づいていないことと、寒々しい作りで愛着を持てないから。アニエスカ・ホランドならぬアグニェシュカ・ホラントの文芸ものは嫌いじゃないけど、これは小説の映画化ではないからそれらと一緒にするものでもないというのもマイナス。エンディングで第九と『カルメンという名の女』のオープニングでお馴染みの弦楽四重奏の11番とかを次々と流して第九に戻るのというのはなんなんじゃ...『バルトの〜』の処理よりはましだけど。
製作にケン・ラッセル好きの変わり者ロナルド・ヴァスコンセロスが入っていたので、本当はケンちゃんでキッチュに作りたかったのかも...(ケンちゃんで撮ればもっと変なものになって案外楽しめたかも...)。ま、言うのも恥ずかしい最悪な邦題と共に残念すぎる映画でした。