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ロベール・ブレッソン DVD-BOX 2 (スリ/バルタザールどこへ行く/少女ムシェット) 『スリ』
バルタザールどこへ行く
少女ムシェット
フランス風管弦楽組曲(ムーレ、リュリ他)(再プレス) ジャン=バティスト・リュリ
シンフォニー組曲〜オペラ《アマディス》による
パイヤール室内管弦楽団
指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール
Lully: Amadis Jean-Baptiste Lully
Amadis, tragédie en musique (1684)
Livret de Philippe Quinault

Françoise Masset, Crisande
Céline Ricci, Arcabonne
Guillemette Laurens, Oriane
François-Nicolas Geslot, Amadis
Bertrand Chuberre, Florestan
Florian Westphal, Arcalaes
La Simphonie du Marais
Hugo Reyne, direction musicale

ロベール・ブレッソンの『スリ』がDVD化されるので、知り合いがその映画で使っているリュリの音楽が何かを調べていたので、あれって確か《アティス》の序曲をメチャのろく演奏したような感じだったと思ったけど...と思いつつ、たまたまCD屋のリュリ・コーナーで60年代に録音されたジャン=フランソワ・パイヤールの日本でだけリリースされている廉価CDがあり、この手はチェックしていなかったので、安いしと思い買って聴いてみたら、ずばり『スリ』で使っていたリュリとそっくりな演奏だったので、今頃曲が判明。それは《アティス》の大分後に作った《アマディス》で、そのCDでは器楽部分を集めた「シンフォニー組曲〜オペラ《アマディス》による」 Suite de symphonie d'Amadis として収録されていた。そう言えば、《アマディス》は2006年に全曲演奏がユゴー・レーヌで行われて、CD化された後にヴェルサイユのオペラ・ロワイヤルでの発売記念的な演奏会で聴いたというのに...。ラジオの生放送と買った当時は何度か聴いて、《アティス》序曲のパクリとは思っていたのに、それから大分聴いていなかったので、そんなことをすっかり忘れてしまい、その《アマディス》のCDを聴いてみても、パイヤールがのろかった訳じゃないことが分かり何とも...。正味約3時間で、ちょくちょく聴くとかできてないのですが、たまには聴き返さないと...。