FESTIVAL DE CANNES 2008
- ムービープラス 映画専門チャンネル|01:15
第61回カンヌ映画祭授賞式
RED CARPET for the 61st CANNES FILM FESTIVAL
TV Festival de Cannes : Cloiture
2008年カンヌ映画祭 受賞結果 Festival de Cannes 2008
- パルム・ドール Palme d'Or
「壁の間で」ロラン・カンテ
ENTRE LES MURS (THE CLASS), by Laurent CANTET- グランプリ Grand Prix
「ゴモラ」マッテオ・ガッローネ
GOMORRA, by Matteo GARRONE- 第61回特別賞 Special Prize for the 61st Festival
「クリスマス・ストーリー」のカトリーヌ・ドヌーヴ
UN CONTE DE NOËL, by Catherine DENEUVE
「チェンジリング」のクリント・イーストウッド
CHANGELING, by Clint EASTWOOD- 監督賞 Award for Best Director
「スリー・モンキーズ」ヌリ・ビルゲ・セイラン
ÜÇ MAYMUN, by Nuri Bilge CEYLAN- 脚本賞 Award for Best Screenplay
「ロルナの沈黙」ダルデンヌ兄弟
LE SILENCE DE LORNA, by Jean-Pierre et Luc DARDENNE- 女優賞 Award for Best Actress
「境界線」サンドラ・コルヴェローニ
LINHA DE PASSE, by Sandra CORVELONI- 男優賞 Award for Best Actor
「チェ」ベニチオ・デル・トロ
CHE, by Benicio DEL TORO- 審査員賞 Jury Prize
「イル・ディーヴォ」パオロ・ソレンティーノ
IL DIVO, by Paolo SORRENTINO- パルム・ドール (短篇映画) Palme d'Or - Short Film
「メガトロン」マリアン・クリザン
MEGATRON, by Marian CRISAN- 審査員賞 (短篇映画) Jury Prize - Short Film
「ジェリーカン」ジュリアス・エイヴァリー
JERRYCAN, by Julius AVERY
出品作発表の時点で、ヴェネツィアに賞狙い作品は眼を向けていると言われておりましたが、そんなことだろうが、どうだろうと、あまり気にしていなかったのですが、とりあえず授賞式くらいは見ることに。ショーン・ペンが審査員長なので華やかな結果になるはずがないことは分かっていましたが、レッド・カーペットでアルノー・デプレシャンがカトリーヌ・ドヌーヴと共に現れたので嫌な予感が。イーストウッド組は全く現れず。でも特別賞としてドヌーヴとイーストウッドが選ばれたことで、他は全く商業主義とは関係ない受賞一覧に華が添えられることに。ガッローネと言えばカルミネ・ガッローネしか興味ないので、マッテオ・ガッローネなんて監督がいたのは知らなんだ。パルム・ドールのローラン・カンテならぬロラン・カンテは以前から気にしている監督だったけど、87年『悪魔の陽の下に』以来フランス映画にパルム・ドールが行ったことなかったので、賞が行くとは思わなかったので嬉しいことです。これで絶対どこかの映画会社が彼の作品を配給することになるでしょう...!? 「神」と訳していた「イル・ディーヴォ」ってあの男4人組の歌手のドキュメンタリーかライブ映画かと思ったら全然違った。今後はヴェネツィア映画祭でマノエル・ド・オリヴェイラ御大の生誕100歳記念映画が発表されることを楽しみにしております。
なお、受賞式の詳細は録画を誤って消してしまったので、改めて。エドワール・バエールの司会はすべりぱなしで、ミラ・ヨヴォヴィッチは勘違いでとんちんかんでした。プレゼンターのロバート・デ・ニーロが『タクシー・ドライバー』が受賞した年はロマン・ポランスキーの『テナント』、エリック・ロメールの『O公爵夫人』、ジョセフ・ロージーの『パリの灯は遠く』を差し置いて受賞したことを言っておりましたが、審査員は誰なんじゃ!たわけ。