L'EMPIRE DES LOUPS
- WOWOW|21時50分|サタデーナイト・シアター
(再放映:7月17日(木)|午前10:25)『エンパイア・オブ・ザ・ウルフ』
L'Empire des Loups (2005年/フランス/129分)
- 監督:クリス・ナオン
- 製作:パトリス・ルドゥー
- 脚本:ジャン=クリストフ・グランジェ、クリス・ナオン、クリスチャン・クラヴィエ、フランク・オリヴィエ
- 撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ
出演
- シフェール……ジャン・レノ
- アンナ…………アーリー・ジョヴァー
- ポール…………ジョスラン・キヴラン
- マチルド………ラウラ・モランテ
- ロラン…………フィリップ・バス
- アゼール………ダヴィッド・カンメノス
- アッケルマン…ディディエ・ソヴグラン
- シャルリエ……パトリック・フレールシェーム
- アミアン………エチエンヌ・シコ
- クドセイ………ヴェルノン・ドプチェフ
- フリケット……エロディ・ナヴァール
- 法学者…………フィリップ・デュ・ジャヌラン
DVD
サントラ盤
原作初版http://www.amazon.fr/gp/product/B000B8NR4C/ume305-21
3枚組仏特別盤DVD
ジャン・レノ主演というふれこみで、しかも英語題にしてしまうのは困ったもの。でも主演は、エリック・ロメール最後の長編作品となるかもしれない『アストレとセラドンの恋』でもいい感じだったジョスラン・キヴラン君。なので、他を差し置いてこちらをチェック。彼は非常にがんばっていていいんだけど、『ミシェル・ヴァイヨン』ではおバカすぎて幻滅したけど一応オタール・イオセリアーニが『素敵な歌は舟と行く』、マニュエル・ポワリエが「Te quiero」で主演させているフィリップ・バスが出ているというのできにしていたのに、素材の抜けが悪くてよう分からん。日本で公開しそこねて、DVDスルーになったようですが、その時に作った素材をただ放映したような感じ。フランスのDVDならきっと抜けもよいんだろうけど、買いたい程の愛着の持てる作品である訳がなく....。ちなみに、再放映があることが後に分かりショック。こんなんだったら、ラジオの方聴いていればよかった...。
なお、言うまでもなく『クリムゾン・リバー』の原作者の作品を映画化したのもので、悲しい程残酷なシーンばかり。『ニキータ』以後のユーモアもセンスもない残忍なアクションもののフランス映画が増えていくのは困ったことです。すべてはL.B.(ラージなブタという意味ではない)のせいですが、彼は80年代に現れた通称B.B.C. (ベネxと空きし みたいな...)というフランス映画を駄目にした一人でもあります。