CLAUDIO ASTRONIO & I CARISSMI - D. Scarlatti & G.F. Handel
- 2008年7月11日(金)|19:00開演|イタリア文化会館 アニエッリ・ホール
- 共催:イタリア文化会館|後援:日本イタリア古楽協会|マネージメント:ユーラシック
- 料金:前売り4.500円、当日5.000円 (でも...関係者の知り合いのおかげで4,000円で...感謝)
クラウディオ・アストローニオ&イ・カリッシミ
「イタリア 〜二人の巨匠の交差点〜」
—D.スカルラッティ没後250年(2007年)とヘンデル没後250年(2009年)を記念して—
Claudio Astronio & I Carissimi
D. Scarlatti & G.F. Handelジョージ・フリーデリック・ヘンデル George Frideric Handel (1685-1759)
- フランス語によるカンタータ《いつの間にか》
"Sans y penser" (Roma, 1707)- 二重唱《私の苦しみを生むものよ》
"Autor di mia doglia" (Firenze, 1707)- オペラ《リナルド》よりチェンバロ・ソロ「私は戦いたい」(W.バベル編曲)
Rinaldo (London, 1711) : "Vo far Guerra- オペラ《ロドリーゴ》より
Rodrigo (Firenze, 1707)
- アリア「星々よ、お前達は非常な高みにある」(ロドリーゴ) Siete assai superbe, o stele
- レチタティーヴォ「ああ、王よ、今は」 Ah Signor, non e' tempo
- 二重唱「さらば、愛しい人よ」 Ti lascio, idolo mio
- レチタティーヴォ「ああ、崇高なる神々よ」 Ah sommi Dei
- アリア「私の愛しい夫が」 Perche' viva il caro sposo (エジレーナ)
- レチタティーヴォ「この上なく優しいエジレーナよ」 Dolcissima Esilena
- 二重唱「私に捧げる魂と心を」 Prendi l'alma, prendi il core
- エジレーナ/ソプラノ………………懸奈緒子 (1, 2, 4)
- ロドリーゴ/ソプラノ………………櫻田智子 (4) イタリア生活雑記
- テノール…………………………………櫻田亮 (2) おだやかな日々
- チェンバロ…クラウディオ・アストローニオ (3)
INTERMISSION
ドメニコ・スカルラッティ Domenico Scarlatti (1685-1757)
- シンフォニア第1番 Sinfonia No. 1
- 《ラ・ディリンディーナ》第1部 La Dirindina (Roma / Lucca, 1715)
- シンフォニア第7番 Sinfonia No. 7
- 《ラ・ディリンディーナ》第2部 La Dirindina (Roma / Lucca. 1715)
- 指揮………クラウディオ・アストローニオ
- 合奏…………………………イ・カリッシミ http://music.geocities.jp/icarissimi_jp/
- アーティスト: G.F. Handel
- 出版社/メーカー: Stradivarius
- 発売日: 2002/07/02
- メディア: CD
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演目も気になったので、行くことに...。発表はされていなかったので、詳しい曲目は会場で知りましたが、ヘンデル(ハンデル)のフランス語のカンタータ (cantate ? Haendel? でも捨てたドイツ綴り˙Händelは来年は使用しないでおくんなマシ!)なんて知らなかったので、こういうのが聴けたのは面白かったです。以前ジェンマ・ベルタニョッリとの演奏会で来た時はジローラモ位の短髪だったクラウディオ・アストロ〜ニョ氏 (前説のイタリア文化会館館長はこう発音したけどニオとかニアとかチオとか日本はしたがるけど、そんな風に言ったり覚えていたりするといざイタリアで言っても分かってもらえないし、聞き取ることもできなくなるので要注意!)ですがが、今回はなんだか僕イケメン!じゃないけどロン毛に変身していてチョイ悪....!!? で、CD化した《リナルド》の例の超しつこいチェンバロ・ソロも演奏してくれましたが、あれはクドくて笑える。って、前来た時も演奏したけど...。今にしてみればヤッタ〜!のマシ・オカをやや縦長にした風のチェリー氏は二重唱で前半にもちょろっと登場しましたが、ここのパートの山場は《ロドリーゴ》の抜粋。で、チェリーさんの奥さんも好感触でしたが、CDとかなかなか聴き返していなかったので、まだ体に染込んでいない作品なので、もうちょっと聴いておけばよかった...。
後半はドメ〜ニコ・スカルラッティのインテルメッゾ《ラ・ディリンディーナ》をシンフォニアを挿んでの演奏会形式(と言っても寸劇付き Mise en espace) で、楽しい公演となりました。お気軽に楽しめる演奏会でしたが、時間も場所もちょいきつい感じなので、満席にはなりませんでしたが、来年はオール・ヘンデルでゲストに大物歌手が予定されているとのなので、うまくいくことを願います。
ちなみに21日にチェリーさんが出演するマルカントワーヌ・シャルパンティエ「サウルとヨナタンの死」の演奏会は他用があり行けずがっかり....。そう言えばカヴァッリ《ロジンダ》のサンスーシでの上演はラジオ放送とかがあるのかまだ分からないでやきもきですが、ないとしたら9月バイロイト・バロック祭で収録なのか、その頃に合わせて宣伝を兼ねて放送なのか...。