DEMOFOONTE

ニッコロ・ヨンメッリ:歌劇《デモフォーンテ》全三幕
NICCOLò JOMMELLI (1714-1774)
Demofoonte
Opéra napolitain en trois actes (1770)

  • 台本:ピエトロ・メタスタージョ Livret de Pietro Metastasio (Ut Orpheus Edizioni, Bologna)
  • デモフォーンテ………ディミトリ・コルチャック Demofoonte : Dimitri Korchak / Mario Zeffiri (20 juin)
  • ディルチェア…マリア・グラツィア・スキアヴォ Dircea : Maria Grazia Schiavo / Barbara Bargnesi (20 juin)
  • ティマンテ……………ホセ・マリア・ロ・モナコ Timante : José Maria Lo Monaco / Giacinta Nicotra (20 juin)
  • マトゥーショ……アントニオ・ジョヴァンニーニ Matusio : Antonio Giovannini / Nicola Marchesini (20 juin)
  • クレウーザ………………エレオノーラ・ブラット Creusa : Eleonora Buratto / Auxiliadora Toledano (20 juin)
  • ケリント………ヴァレンティーナ・コラドナート Cherinto : Valentina Coladonato/ Irini Kiriakidou (20 juin)
  • アドラスト……………バレル・バマ=サバドゥス Adrasto : Valer Bama-Sabadus/ Pamela Lucciarini (20 juin)
  • 演出…………………………チェーザレ・リエヴィ Mise en scène : Cesare Lievi
  • 美術…………………………マルゲリータ・パッリ Décors : Margherita Palli
  • 衣装…………………………マリーナ・ルクサルド Costumes : Marina Luxardo
  • 照明……………………ルイージ・サッコマンディ Lumières : Luigi Saccomandi
  • 演出助手…………シルヴァ・コスタ・イデルソン Assistante mise en scène : Silva Costa Idelson
  • 美術助手………………アレクサンドラ・ブッツィ Assistante décors : Alexandra Buzzi
  • 新演出 NOUVELLE PRODUCTION
    ラヴェンナ音楽祭、ザルツブルク音楽祭共同制作
    En coproduction avec le Festival de Ravenna et Salzburger Festspiele
  • パリ国立オペラ ガルニエ宮 Opéra de Paris, Palais Garnier
  • Première : 13 juin 2009 19h30 - Dernière : 21 juin 2009 14h30
  • Représentations : 13, 16, 18, 20, 21 (14h30) juin 2009 19h30.-
  • Prix des places : 7€, 10€, 21€, 39€, 68€, 116€, 172€
  • DEMOFOONTE
Schuster: Demofoonte Demofoonte (Hybr) ミスリヴェチェク:交響曲・序曲集(2枚組)(Josef Myslivecek・Symphonies & Overtures) Philippe Jaroussky - Carestini (The Story of a Castrato) Christofellis;Farinelli Et
  • JOMMELLLI
Jommelli: Armida abbandonata Jommelli: Don Trastullo ヨンメッリ:歌劇「鳥刺しの女」 Jommelli: Didone Abbandonata / Bernius, Stuttgarter Kammerorchester Jommelli: Lamentations per il Mercorodi Santo

モルティエ最後のあがきとして選んだ一本がこれ。オペラ座というか今の感じとは対局にあるムーティオペラ座デビューさせるということと、古くさく演奏したらやってられないようなヨンメッリの知られざる作品をリエヴィというパリには合わない演出家で公演するというどっちらけ感充満の企画。最近ムーティがメインとなってどうでもよくなったザルツブルクバロック祭(!?)で上演してから、パリでやって、彼が総監督のラヴェンナで上演するという流れ。ザルツとラヴェンナの間が空くからどこかで上演してもらえる所を探していたらモルティエが乗ったとのことのようで、彼の発案ではない。それにしてもムーティ本人じゃないと思うけど、コンティヌオが酷くて愕然。若手のオケなんで、こんな難しい作品をやるというのは??? イタリアで公演したラジオ放送だったらもっと酷い響きだったろうけど、フランスのラジオなので音の響きは悪くないんだけど、演奏が...。なぜこんなのを聴くのかというのは、ヨンメッリの知らない作品だし、歌手がちょいと気になるのが参加しているせい。コルチャクとロ・モナコはいいんだけど....。以前ボーヌで《見捨てられたアルミーダ》を公演して録音したクリストフ・ルセが手兵で再演してくれたら、全然ちがったものになるだろうと、想像しながら聴くしかない...。これを思うとスカラでの最後となったサリエリ《見出されたエウローパ》の方が遥かに良かった。なお、連ちゃんなので1日だけ歌う歌手にマリオ・ゼッフィリが入っていたので、彼で聴きたかった...けど、ラヴェンナでは別の歌手のよう。
なお、メタスタージョの台本は他の作曲家もオペラ化しているけど、最近出たこの台本にモーツァルトの曲でパスティチョにしたのは買いそびれているので、さっさとゲットせねばと...。