jane birkin en concert

ジェーン・バーキン2009年「冬の子供たち」ツアー
Jane Birkin

Au Palace Live au Palace

Disque 1

  1. L'anamour
  2. Prends cette main
  3. Ex-fan des sixties
  4. Alice
  5. Sous le Soleil exactement
  6. Enfants d'hiver
  7. Exercice en forme de Z
  8. A la grâce de toi
  9. Nicotine
  10. Aung San Suu Kyi
  11. Amour des feintes

Disque 2

  1. Madame
  2. Pas long feu
  3. 14 février
  4. Période Bleue
  5. Ford Mustang
  6. Le moi et le je
  7. Yesterday, Yes a day
  8. Pauvre Lola
  9. Je suis venu te dire que je m'en vais
  10. Les p'tits papiers
  11. Quoi
  12. Pourquoi
  13. L'eau à la bouche
  14. Fuir le bonheur de peur qu'il ne se sauve

冬の子供たち

冬の子供たち

前回は都合が付かず知人にチケットを譲り、聴けず残念な思いをしましたが、今回は無事に...。いきなり「はかない恋」L'Anamour でスタートというだけでもう感涙。これは「Versions Jane」で録音したセルジュの歌ですが、ジェイムズ・アイヴォリーの映画『ル・ディヴォース/パリで恋して』のエンディング・テーマとして選ばれた歌なので...。ライヴCDを購入しておらず、予習もしていなかったたわけなので、知っていたら、その映画のサントラを持っていけばよかった... 。ついでに彼女が出演した『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』のDVDとかにも...。で、持って行ったのはもう一つのマーチャント・アイヴォリー作品「Merci Docteur Rey !」とそれを監督した字幕翻訳家アンドリュー・リトヴァクが翻訳で参加したジェーンの監督作「Boxes」(翌日の上映会は行けないので...)のDVD、そして「ジュ・テーム...」。いつもは出待ちをせず帰ってましたが、前日に知り合いが1時間半待ってもらったとかいう報告があったので、やってみたら、それほど待たず出て来て丁寧にサイン、ハグ、キスやら2ショット (自分の写真はいらないのでそんなことはしませんが)をしてくれたので、3点ともサインをもらえることに...(ミーハー...。でも他の強行な女性陣の方がもっとすごくしつこかった。前日行った知り合いは英語で挨拶したら、ジェーンはフランス人なのに英語で話してバカじゃないとか言われたそうな。フランスに住んで住民権を取得しけど、ジェーンをブリティッシュということも知らないでファンとかいっている人がいるということで愕然。コンサートでのMCも英語だったのに。パリでのライブCDはMC付きだったら日本とは違うフランス語のMCが聴けるのでしょうか...。気になる。
お馴染みの「想い出のロックンローラー」L'ex-fan des sixties ですが、伝説のロックスターたちが列挙されるますが、最初に登場するシャドウズは今年50周年記念ツアーをクリフ・リチャードとしている最中で、以前バック・ヴォーカルもつとめたオリヴィア・ニュートン=ジョンの誕生日9月26日に行われるロンドンでのアリーナ公演(完売)はDVD収録されるとのことで、オリヴィアも丁度その頃ロンドンにいるので、どうなるか楽しみ。というか、そんな事をこの歌で過り....。60年代はいいけど、70年代はみんないなくなったっていう悲しい歌ですが。
ジャック・ドワイヨン監督の『彼と彼女の舞台』Comédie !で共演し主題歌もデュエットしたアラン・スーションが、息子ピエールと作った「Période Bleue」も披露されましたが、MCでアラン・スーションはフランスでは知らない人はいない人物ですが...。みたいな残念な感じ。そう、CDも出ないし出演映画もとんと公開されないので、知ってる人はもういないかも...。トリュフォーの『逃げ去る恋』の主題歌は知ってるでしょうが... (『殺意の夏』もあるけど...)。

「マダム・クロード」の主題歌「哀しみの影」Yesterday Yes A Day ではライヴCDのジャケの通り、傘の骨に電気をつけたものをもって会場を歩いてファン交流してましたが、残念なことに、二階の後ろはほぼ空席、三階はほぼ無人君、ヒヤヒヤもので、ガラ・コンサートならぬガラガラ・コンサート。それもこれも値段が高いせい。9千円、8千円じゃ、この手の音楽を聴くファンには高すぎるし、映画ファンには論外の高額商品。後ろの端とかは安い値段のチケットで売れば空席感を無くせるだろうに。というか、このホールに行く度にこんな感じなのは、不況のせい...。
アンコールでセルジュ・ゲンズブールの映画音楽初担当作で来年50周年となる『唇によだれ』の主題歌を歌ったのも感慨深い。最後は「虹の彼方」でいい感じに締めましたが、あまりにもレパートリーがあるので、あれもこれもと欲が出ますが、今回はこのようなセットリストと言う感じでした。ピアノ、チェロ、ギター、パーカッションというシンプルなバンド構成でしたが、このような大きな空間よりはそれこそ、前回やったビルボードとかのようなスペースが似合う...。だいたいパリでのホールも500人位のキャパのところだったし。
なお、来月は東京映画祭でジャック・リヴェット監督による最新主演映画か上映されますが、楽しみでごあす... (売り切れた模様)。