The Essential Marty Robbins

エッセンシャル・マーティ・ロビンス The Essential Marty Robbins

The Essential Marty Robbins

The Essential Marty Robbins

近所の図書館にずっと前からあったのに、なかなか借りずにいたもの。ジャケは古い方ですが、内容は同じかと思いきや最後に『センチメンタル・アドベンチャー』のために録音した「Honky Tonk Man」が追加されて初CD化されていた!
マーティ・ロビンスの事は、Top 40の後にやっていたカントリー・チャートの方を聴いていたので、子供ながら少しは知っていたのですが、ウレシイことに一時期カントリーにハマっていたクリント・イーストウッドが、エディ・ラビット、ロニー・ミルサップ、マール・ハガードらに続いて彼を『センチメンタル・アドベンチャー』に起用(その次は『ダーティ・ハリー4』のイメージソングをT.G.シェパードとデュエットしてカントリーチャート1位になったりした)。タイトル曲「Honkytonk Man」をレコーディングするシーンで登場させてイーストウッドの歌のバックでギターを演奏し、サントラLPではその歌を彼が録音しています。しかし、この撮影の後に彼は動脈の詰まりにより急死した。そんなこともあってあのシーンは涙ものでした。と言ってもこの曲は長らくCD化されておらず、このアルバムにも当初入っていませんでしたが、ジャケットを変えて再リリースした際にボーナスとして追加されました!!
このアルバムを借りたのはもちろん彼の軌跡をあらためておさらいすることですが(LPとかしかないので...)、一番の目当てはヴェルナー・シュレーターの大傑作!(好き者には)『マリア・マリブランの死』で最高に笑えるクドイ!シーン(同じ場所をぐるぐる歩いている男を必至に追いかけるマグダレーナ・モンテツマの俯瞰撮影)で二度も繰り返して流れる67年のヒット曲「トゥナイト・カーメン」Tonight Carmen が入っているからである。エル・パソ系な音作り(!?)が気持ちいいナンバーであるが、これまで知らなかった曲もすんなり聴けるのは、彼のコテコテ・カントリーとは違うソフトなヴォーカルにもよるところが大きい。
なお、このアルバムには映画『フラガール』で使われた彼の歌「ハワイアン・ウェディング・ソング (ハワイの結婚の歌)」も入っております。
ブロンコ・ビリー [DVD] センチメンタル・アドベンチャー [DVD] ピンク・キャデラック [DVD]
いうことで(どいううこと?)、昨日HMVがダブルポイント+15%引きだったので、"おセンチ"なDVDも遂に購入とるいとか論外と言われようが、再びカントリーに戻った『ピンク・キャデラック』も新作公開記念で一緒に出てたので(理由はバーナデット・ピーターズに決まってる!けど)、まとめ買い(オバカ!)。
なお、シュレーターの研究書とかを読んでも間違っていたりして(来月出版される豪華本はどうなのか?)、本当にジンジャー・ロジャースが歌っている歌が使われているのか疑問でしたが、実はジュリー・ロジャーズだったりして、本当に危険。激レア盤だけど、次はなんとかあの曲をゲットせねば...(バカラックの作曲)。

The Wedding

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