LUDOVIC TEZIER

本日より一般発売が始まった東京オペラの森公演によるワーグナーの楽劇《タンホイザー》のチケットをサイトから10時きっかりに予約完了。ぴあとかだと苦戦すると思ったので本家でやったら何の問題もなくゴーしました。事前に登録してからだけど。プレとかで忘れていたのが仇となるか心配でしたが。
ロバート・カーセンの演出なので全体を見るほうがいいに決まっているのですが...そんな高い席はかえやせん! でもカーセンものはどこでも廻ったりするで...(実際リセオとパリ・オペラ座共同だからリセオで映像収録してOpus ArteでDVD化でもするんでしょうね)。でも、今回買う理由はカーセンとかじゃなく、リュドヴィク・テジエ

日本ではケント・ナガノ指揮、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター主演による《カルメン》演奏会でエスカミーリョを歌ってます。オペラ公演でやる予定だったのが、演出が妙ということで日本の判断で演奏会形式にされてしまいましたが、この前NHKで放映していた「世界のオペラ・ハウス」の「リヨン歌劇場」篇で踊りの練習シーンがちょろと入ってました(あの振付けはバレエより演劇界で所作を指導することで有名なカロリーヌ・マルカデ。映画ではジャック・リヴェットの『パリでかくれんぼ』のヘンテコな踊りを振付けています。だからかボツになったのか...)。それにしても残念なのが、ミシェル・プラッソンが録音した《カルメン》ですが、本来というか今なら彼がエスカミーリョを録音するべき歌手なんですが、彼はモラレス役で、その役は非常に残念な結果に...。
彼は、先頃まで上演していたパリ・オペラ座アンドレイ・シェルバン演出というかマダム2C(ナタリー・デセイ)共演《ルチア》で絶賛されましたし(ラジオ聴けたけど)、12月はそのバルセロナリリアーナ・カヴァーニ演出版(DVDになったやつ)《マノン・レスコー》にも出演、続いてヨーロッパ各地をリサイタルで廻るなど、大忙しです。去年はシャトレでの歌曲リサイタルも堪能できただけでなく、奥さんのカサンドル・ベルトンの公演先に毎度現れるので何度も遭遇できたのですが、《オネーギン》をやるというので、ロシア語はOKなのか?なんて愚問をしたら、一節歌ってくれたりして、いい人でした。今年は生を聴けなかったので、なんとか来年は《マノン》の最終日に行きたいけど、それがダメならサル・ガヴォーでの演奏会だけに...。でも奥さんがメサジェ《ヴェロニク》に主演する時期がダブるので、自分の公演が終わった頃に行けば合える可能性は高い!地方だけど(それよりは公演見るのが重要!)。
ところでカーセン演出演目でいつも振付というか所作を担当しているフィリップ・ジロドー Philippe Giraudeau は、俳優ベルナール・ジロドー Bernard Giraudeau の弟。顔も似ている。でも、ちらしを見たらフィリップ・ジュラウドゥなんてやっていてがっくり!どうするとそう読めるんじゃ!

    • 追記 残念なことに過密スケジュールだったせいかなんだか、ビルバオでヴォルフラムを演じて声に合わないと思ったのか、体力的に負担なのか、日本公演は参加ならず。というか、パリもバルセロナも今後の予定として出演するって言っていないようなので、このプロダクションに後に参加する気配はなさそう。それよりフランスものをやってね!バリトン版《ウェルテル》とかあるみたいだし。そういうのをやって某氏の出る幕を無くしてもらはないと。フランスものをアメリカンとかで聴くのは辛いので。

Les Troyens [DVD] [Import]

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