LA TRAVIATA

ヴェルディ《椿姫》La Traviata

  • GIUSEPPE VERDI (1813-1901)

"La Traviata" Opera in tre atti

  • Violetta Valery : ANNA NETREBKO
  • Flora Bervoix : HELENE SCHNEIDERMAN
  • Annina : DIANE PILCHER
  • Alfredo Germont : ROLANDO VILLAZÓN
  • Giorgio Germont, suo padre : THOMAS HAMPSON
  • Gastone, Visconte de Létorières : SALVATORE CORDELLA
  • Barone Douphol : PAUL GAY (公式サイト:Paul Gay – Bass baritone)
  • Marchese d'Obigny : HERMAN WALLÈN
  • Dottore Grenvil : LUIGI RONI
  • Giuseppe, servo di : Violetta DRITAN LUCA
  • Domestico di Flora : WOLFRAM IGOR DERNTL
  • Commissionario : FRIEDRICH SPRINGER
  • Konzertvereinigung Wiener Staatsopernchor
  • Choreinstudierung : Rupert Huber
  • Stage music/Bühnenmusik: Mozarteum Orchester
  • Wiener Philharmoniker
  • CARLO RIZZI
  • Directed by Brian Large

直球で演出したリリアーナ・カヴァーニ演出のスカラ座版は今年の夏にまた上演されますがアンジェラ・ゲオルギューが本当にやるなら、ガブリエッラ・ペスクッチの衣装もいいので見栄えがいいでしょう。置き換えものの演出では10年以上前にリヨンで見たクラウス・ミヒャエル・グルーバーの演出が20年代アールデコ調でもの凄く冴えていたので、これ以上のものはもういらないです。ヴィリー・デッカーとかが演出すると対外寒々しいので、大枚かけて見ていい気分になるより、わびしくなります。頒布損とMr.ビーンもといびりゃ損が親子っていくらなんでもあり得なし("損"家ってこと?)、Mr.は吠えてばかりで、他の歌手とあわせるより自分自分って感じ。頒布損は眉間に皺寄せれば寄せるほど真剣になってるよりにやけてるようで損。親子の設定ならMr.は縮毛をストレート・パーマにして眉をすいて似せるぐらいしろ!さもなきゃ損がパーマかけて眉太メークにするとか。総立ちで拍手って...。ヨーロッパ人どうにかしちゃってる。なんで急にこんな姉ちゃんに萌えだしたのか。もっと前から活動してバタ臭かったのに。歌も感銘度低いから、あちゃらの音楽雑誌でのCD評価はのきなみ低かった。見ると演出とかでごまかされるのだろうけど。
なぜこんな堪え難い主演三人のを見るのかというと、ドゥフォール男爵がバロック・オペラとかではお馴染みのポール・ゲがでてるので、彼のためにチェック。この前聴いたのはリールでモンテヴェルディオルフェオ》の公演でしたが、終わると早々着替えて出てきましたので、ちょいと話たりしました。なお、前日はこの出演者パスカル・ベルタンのミニ・リサイタルと続いてCDにもなった《タンクレーディとクロリンダの戦い》の演奏会で、指揮者エマニュエル・アイムに挨拶ていたらその後ろからぐじゃぐじゃのつながった眉と悪魔の様な目にらみ付けるテノールが来て気分が悪くなりました。ソプラノはへんちくりんだったので、危惧していたら録音は違う人になってました。この日唯一よかった歌手はトピー・レティプーでした。