MOZART 22 - IL RE PASTORE

モーツァルト：祝祭劇『牧人の王』K208

モーツァルト:歌劇《牧人の王》 [DVD]

• エラー | CLASSICA JAPAN
• 初回放送：9月29日 (土)、20：00

• • 1775 年ベートーヴェンの庇護者として有名なボン選帝侯マクシミリアン・フランツのザルツブルク訪問に際し、大司教コロレードが19歳のモーツァルトに作曲を依頼した作品。この番組は音楽祭では初の上演となった舞台を収録したもの。5人の男女がカ−ドで配役を決め、オペラ自体は劇中劇として進行。光と影が美しいシンプルなステージ (特に影絵)、は必見です。今注目の若手ヘンゲルブロックが指揮と演出を兼ね、彼の手兵のオリジナル楽器集団バルタザール=ノイマン=アンサンブルの演奏にも注目。
  • ストーリー：羊飼いのアミンタは恋人エリーザとの平穏な田園生活に満ち足りています。そんな折、アレッサンドロ大王はアミンタと会い、彼こそが王国の跡継ぎ息子であることを告げます。大王はアミンタを先王の娘タミーリと結婚させようとしますが、彼女には既にアジェーノレという恋人がいます。愛と国への義務の間で苦悩する4人の若者たち。そこで大王が下した決断とは･･･。
• 出演：アネッテ・ダッシュ (アミンタ)、マリス・ピーターゼン (エリーザ)、クレシュミール・シュピチェル (アレッサンドロ大王)、アルピネ・ラージアン (タミーリ)、アンドレアス・カラジアク (アジェーノレ)
• 演出＆指揮：トーマス・ヘンゲルブロック
• 装置＆衣裳：ミレッラ・ヴァインガルテン
• 演奏：バルタザール=ノイマン=アンサンブル
• ヴァイオリン：セバスティアン・ハーマン
• 収録：2006年7月22日〜29日ザルツブルク大学講堂 (約2時間20分)

歌劇『牧人の王』全曲 ヘンゲルブロック指揮＆演出

• Barthasar-Neumann-Ensemble
• Conductor & Stage Director: Thomas Hengelbrock

• Alessandro: Kresimir Spicer
• Aminta : Annette Dasch
• Elisa : Marlis Petersen
• Tamiri : Arpiné Rahdjian
• Agenore : Andreas Karasiak

• Violin Obbligato : Sebastian Hamann
• Stage & Costume Design : Mirella Weingarten
• Stage Setting : Michael Veits

• Video Director: Stefan Aglassinger

これは輸入DVDでとっとと買っていましたが、字幕もないのでキープ。この収録した講堂はコンサートでは入ったことあるけど、オペラをやるところかい？っと思ったら、指揮者のヘンゲルブロックの工夫で楽しい公演となりました。通常ダレるオペラですが、これだけヴィヴィッドに演奏してくれて、歌手もいい感じ。現在再来日中のアンネッテ・ダッシュ (発音はアネッテ)はこのおかげで、今年はスター歌手の地位になりましたが、無理をしないでというか消耗品にならないようご注意くださいませ。ミャーちゃんの旦那もぶひ〜だけど着実に活躍の場を広げておりいい感じになっております。ヘンゲルブロックは来月のコーミッシェ・オーパーでのヘンデル《オレステ》再演は担当しないので、せっかく気になっていた演目だったのに...。来年は行けそうもない時期にピナ・バウシュ振付けの《オルフェオとエウリディーチェ》がパリ・オペラ座で再演されるというのにこれまたダメで...。ビックリしたのはバーデン・バーデン祭で4月にチェチーリア・バルトリがアミーナを歌う《夢遊病の娘》演奏会形式をこの楽団とやるというのでちぐはぐな気が....。ということで、こまめに演奏会の日程でも見ないと出くわす機会がなさそう...。やっている場所も行くのが辛いところが多いし。
ところで、解説でザルツブルク音楽祭では上演したことがない演目と言っておりましたが、89年にはザルツブルク市立劇場で公演し、その映像はすぐLDとなって、日本でも来日公演もしたので上野で見ましたが、あれは市立劇場の演目で、音楽祭の期間にやったわけではないとうことなんでしょうか...。パンフさがして見れば分かるか...(面倒！)。

89年公演DVD	シュピチェル出演DVD	ダッシュ出演DVD

Annette Dasch - Armida

ペルゴレージ:スターバト・マーテルによるバッハ:詩篇「消し去りたまえ、いと高き者よ、我が罪を」