GUERRE ET PAIX

戦争と平和》 War and Peace, opera in 13 lyrico-dramatic scenes and a choral epigraph, after Nikolai Tolstoy's novel (1869)

Cast includes:

  • ナターシャ………マリーナ・ポプロフスカヤ Natasha Rostova: Marina Poplovskaya, soprano
  • ソーニャ………エカテリーナ・セメンチュク Sonya Rostova: Ekaterina Semenchuck, contralto
  • ロストフ伯爵………………ミハイル・キット Count Ilya Rostov: Mikhail Kit, bass
  • アフロシモヴァ…ラリーサ・シェフチェンコ Mme Akhrosimova: Larisa Shevchenko, soprano
  • ピエール・ベズコフ…………キム・ベグリー Pierre Bezukhov: Kim Begley, tenor
  • アンドレイ王子………アレクセイ・マルコフ Prince Andrei Bolkonsky: Alexei Markov, bass
  • ナポレオン……………ヴァシリー・ゲレッロ Napoleon: Vassily Gerello, baritone
  • クトゥゾフ……………サミュエル・レイミー Field-Marshall Kutuzov: Samuel Ramey, bass

シドニーの放送局ABCは時差の関係もあって生はせず、翌日の夕方に放送し、しかも高音質になったので、きつつい時間にわざわざつき合わないでも余裕の時間帯で聴けるので助かります。が、5時とかというのは微妙な時間で忘れがち。今日は調べもので図書館にいくので留守したため、タイマー録音。アンドレイ・コンチャロフスキー演出による日本でも上演した演目《戦争と平和》を数年ぶりに上演した先月末の公演ですが、えらく長いオペラなので心配でしたが、帰宅後も終わっていなくて、一応音も途切れずと録れていた。そう言えばその日本公演はゲルはNHKのHiViで録画させて商品化をもくろんでいたものですが、急にブレークしたあんな寝取れプー子が調子悪いから商品化NGとかかわがままい言ったということがあったもんです。なぜ、こんなのを聴くかというと、メトでゲルというのは全く趣味ではないですが、いまやぐわんぐわんな緩い声になってしまったというか、11月に生を見損ねたのが悔しいサミュエル・レイミーがどんなだか気になり...。やっぱりWobbleでした。
他のロシア系は今月日本に来るのも混じっておりますが、無理な値段というのはもとより、キャストもひかれないし、イモくさそうなので、行く訳ありません。同じプロコフィエフの《3つのオレンジへの恋》も好きな作品ですが、元ピーター・ブルック劇団の俳優だった演出家アラン・マラトラの演出の為にだけに大枚は...(彼の出演した《カルメンの悲劇》は見たけど...ツアーで演じた《マハーバーラタ》は日本で演じず、その代わりリヨン歌劇場でルイ・エルロの演出助手となった《エトワール》《3つのオレンジへの恋》なんかに着いてましたが、《パリの生活》は共同演出でした)。DVDになった同じくマラトラ演出《ランスへの旅》はトップ・スターの顔見せ興行として楽しむオペラなので、よく分からない人たちのために4、5万は出せる訳ないです。メトのこの《戦争と平和》の上演は豪華なコンチャロフスキー演出と70人のソリストというだけで、高い出し物だというのは仕方ないけど。