OPERA NATIONAL DE PARIS, saison 2008-2009

Piotr Ilyitch Tchaikovski
Eugène Onéguine
エフゲニ・オネーギン
du 6 au 11 septembre 2008
Giuseppe Verdi
Rigoletto
リゴレット
du 24 sept. au 2 novembre 2008
Bedřich Smetana
La Fiancée vendue
売られた花嫁
du 11 oct. au 2 novembre 2008
Leoš Janácek
La Petite Renarde rusée
利口な女狐の物語
du 13 oct. au 12 novembre 2008
Richard Wagner
Tristan et Isolde
トリスタンとイゾルデ
du 30 oct. au 3 décembre 2008
Wolfgang Amadeus Mozart
La Flûte enchantée
魔笛
du 17 nov. au 23 décembre 2008
Ludwig van Beethoven
Fidelio
フィデリオ
du 25 nov. au 21 décembre 2008
Dimitri Chostakovitch
Lady Macbeth de Mzensk
ムツェンスク郡のマクベス夫人
du 17 au 30 janvier 2009
Philippe Boesmans
Yvonne, princesse de Bourgogne
ブルゴーニュの王女イヴォンヌ (新作)
du 24 janvier au 8 février 2009
Giacomo Puccini
Madame Butterfly
蝶々夫人
du 29 janvier au 4 mars 2009
Wolfgang Amadeus Mozart
Idomeneo
イドメネオ
du 27 février au 22 mars 2009
Jules Massenet
Werther
ウェルテル
du 28 février au 26 mars 2009
Giuseppe Verdi
Macbeth
マクベス
du 4 avril au 8 mai 2009
Giuseppe Verdi
Un bal masqué
仮面舞踏会
du 19 avril au 23 mai 2009
Leoš Janácek
L'Affaire Makropoulos
マクロプーロスの秘事
du 4 au 18 mai 2009
Giacomo Puccini
Tosca
トスカ
du 20 mai au 5 juin 2009
Niccolò Jommelli
Demofoonte
デモフォーンテ
du 13 au 21 juin 2009
Karol Szymanowski
Le Roi Roger
ロジェ王
du 18 juin au 2 juillet 2009
Anselm Kiefer
Am Anfang (Au commencement)
始めに (新作)
du 1 au 15 juillet 2009

パリ・オペラ座(パリ国立オペラ)の2008〜2009年シーズンというか一年延長されたモルティエの任期最後の年の演目が今日発表となりました。ザルツブルクの最後の年もとんでもなかったですが、やっぱりここでもとんでもない感じになりました。これじゃパリじゃない。キャストもフランス人は少ないし、マスネの《ウェルテル》以外は外国人というか東欧人が多い。ベルギー人のモルティエがフランス人に総すかんとなり、復讐した感じ。今シーズンはロバート・カーセンの演目が多かったけど、来期はなし。ストで上演がなくなったりしたのが影響したのか...。日本で上演するピーター・セラーズ演出《トリスタン》は性懲りもなくまた上演することに。スト中の上演で半分は上演できなかったヴェルナー・シュレーター演出《トスカ》は今度はちゃんと上演されればいいけど... (初演の年には彼の映画の上映とトークという企画もやったけど、その時「マリア・マリブランの死」をニュープリントで上映したのに巻をかけ間違えるという失態があり、上映を見ていなかった本人に私が指摘したら憤慨していた...)。リュック・ボンディは《イドメネオ》の再演と、ブースマンスの新作でヴィトルト・ゴンブロヴィチュの戯曲をオペラ化する《ブルゴーニュの王女イヴォンヌ》の新演出があるのが気になるけど...なにせキャスティングが本当に...。ヤナーチェク没後80年ということで、2作品上演。また、カロル・シマノフスキの《ロジェ王》を上演するけど、ポーランドでの公演で演じていて録音もあるオルガ・パシチュニクが参加するので、こればっかりは見たい...。ヘンデル、ラモーが皆無ですが、ニッコロ・ヨンメッリの《デモフォーンテ》が入っているので、おっ!と思ったけど、これがなんとリッカルド・ムーティの指揮 (来年のラヴェンナ音楽祭などとの共同)。なんだか、スカラを離れてザルツのバロック祭指揮したり、別モードになっているようで...作品は興味あるけど、よっぽどの歌手集めてくれなきゃ別にどうでもいい。
ということで、フランスの要人たちはオペラ・コミーク、シャンゼリゼ劇場ヴェルサイユ、もしくはシャトレ劇場 (方向変わってるけど)、またはリール、カン、ボルドーモンペリエ、トゥルーズ、アヴィニョンマルセイユ、メッス (ストラスブールやリヨンは!?!)あたりに流れるようで、より気の利いたものを追うとなると、チケット代は安いけど移動代がかかるので、大変です。