FREAX von MORITZ EGGERT

モリッツ・エッガート:《フリークス》二幕の大歌劇 (演奏会形式)
"Freax" Große Oper in 2 Akten von Moritz Eggert

  • 台本:ハナー・デュープゲン Liberetto von Hannah Dübgen, inspiriert durch den Film "Freaks" von Tod Browning
  • 2007年9月「ベートーヴェンフェスト・ボン」ボン劇場にて
    Auftragswerk von Theater Bonn und Beethovenfest Bonn, Im Rahmen der Reihe „Bonn Chance!“
  • FREMDVERSTÜMMELUNG 2007 – FREAX – Ein Diskurs über Behinderungen in der Oper Uraufführung von Christoph Schlingensief
  • http://www.oper.bonn.de/
  • 指揮……………ヴォルフガング・リシュケ Musikalische Leitung : Wolfgang Lischke
  • 演出…クリストフ・シュリンゲンズィーフ Inszenierung : Christoph Schlingensief
  • 美術……テクラ・フォン・ミュールハイム Bühne : Thekla von Mülheim
  • ………………………トビアス・ブザー     / Tobias Buser
  • 衣装……………………アイノ・ラベレンツ Kostüme : Aino Laberenz
  • 合唱指導……………ジビレ・ヴァーグナー Choreinstudierung : Sibylle Wagner
  • ドラマツルギ……イェンス・ノインドーフ Dramaturgie : Jens Neundorff v. Enzberg
  • フランツ…………………トマス・ハーパー Franz : Thomas Harper
  • レア……………………アンヤラ・I.バーツ Lea : Anjara I. Bartz
  • イザベラ…………ユリア・ルティリャーノ Isabella : Julia Rutigliano
  • ヒルバート……………ルイ・ジャンティル Hilbert Winter : Louis Gentile
  • 監督……ハンス=ユルゲン・シェプフリン Direktor Andreas von Annen : Hans-Jürgen Schöpflin
  • ルチア……………ヴェラ・バニェヴィッツ Lucia Tetralucci : Vera Baniewicz
  • アヌン=マリー…ヘイェ・グスタヴァ・ティェン Anne-Marie : Hege Gustava Tjönn
  • マリ=クレール…バーバラ・シュミット=ガデン Marie-Claire : Barbara Schmidt-Gaden
  • ドミニク………オットー・カツァマイアー Dominique : Otto Katzameier
  • ロメオ………………ヨハネス・フレークル Romeo : Johannes Flögl
  • In weiteren Rollen : Susanne Bredehöft, Kerstin Grassmann, Brigitte Kausch, Christiane Tsoureas, Helga von P., Karin Witt, Eva Zander; Arthur Albrecht, Klaus Beyer, Hagn Danny, Horst Gellonek, Manni Laudenbach, Willibald Mayerhofen, Peter Müller, Dirk Salm, Achim von P.
  • Chor des THEATER BONN
  • Beethoven Orchester Bonn
フリークス [DVD]

フリークス [DVD]

テロ2000年 集中治療室 [DVD]

テロ2000年 集中治療室 [DVD]

ドイツ チェーンソー大量虐殺 [DVD]

ドイツ チェーンソー大量虐殺 [DVD]

2006年バイロイト音楽祭で《パルジファル》を演出して大ひんしゅくだったドイツでも超ド級のド変態監督クリストフ・シュリンゲンズィーフですが、その割に翌年も再演されたりしてビックリですが、案の定彼にオペラ演出をさせようとう同じ趣味のド変態はドイツには多いようで、それはヘンタイの楽園ボンでした。なにせここはケン・ラッセルヴェルナー・シュレーターなどが過去にも演出している劇場なので、呼ばれるのは自然の成り行き。で、しかもそれがトッド・ブラウニングの映画『フリークス』Freaks のオペラ化。これをオペラにしようということ自体もド変態だし、それを上演しようというのもいっちゃてる。そんな恐いことをして客が来る訳ないと踏んだのか、名目上は「演奏会形式」。写真を見ると椅子を並べて歌手が座っているので、それ風だけど、一応セットも組んであって、それぞれ変な衣装を着ているので、Mise en espace風な感じの処理のよう。映画の映像なども投射しているよう。気になった公演だったけれど日程が合わず、無念でした。で、今頃収録した音のラジオ放送があったので、おそるおそる聴いてみたら、これが案外いい感じの曲と歌で現代音楽的響きじゃなくオペラ的だったので、再演、商品化などを期待したい気が...。
シュリンゲンズィーフと言えば今年の4月にドイツ・ベルリン歌劇場でブラウンフェルスの《ジャンヌ・ダルクの生涯より》という作品を演出していましたが、これに出演予定だったシュレーターの『愛の破片』に出演したセルゲイ・ラリンが急死したりしてビックリしましたが、これの録音の収録はなんかあったような気がしたけど、聴きそびれているので、どうにかしたいもんです。本当はこれ同様は聴くより見たいんですが。