THEATER BONN Spielzeit 2008/2009
ボン劇場2008-2009年シーズン・プログラム オペラ公演
Theater Bonn - Oper - Spielzeit 2008/2009
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新演出 Premieren
- 07.09.2008 ヴェルディ《仮面舞踏会》 UN BALLO IN MASCHERA (Ein Maskenball)
- 11.09.2008 モーツァルト《偽の女庭師》(ベートーヴェン祭公演) DIE GäRTNERIN AUS LIEBE
- 28.09.2008 チレーア《アドリアーナ・ルクヴルール》 ADRIANA LECOUVREUR
- 19.10.2008 ヴィヴァルディ《狂えるオルランド》 ORLANDO FURIOSO
- 16.11.2008 オッフェンバック《パリの生活》 DAS PARISER LEBEN
- 06.12.2008 カミーユ・ファン・ルーネン《ザ・ロック・ボーイ》 DER FELSENJUNGE
- 25.01.2009 リヒャルト・シュトラウス《エレクトラ》 ELEKTRA
- 29.03.2009 モーツァルト《後宮からの誘拐》 DIE ENTFüHRUNG AUS DEM SERAIL
- 10.05.2009 シマノフスキ《ロジェ王》 KRóL ROGER (PASTERZ) / König Roger (Der Hirte)
再演 Wiederaufnahmen
- 18.09.2008 チャイコフスキー《スペードの女王》 PIKOWAJA DAMA (Pique Dame)
- 30.11.2008 モーツァルト《魔笛》 DIE ZAUBERFLöTE
- 07.02.2009 ヴェルディ《椿姫》 LA TRAVIATA
アントニオ・ヴィヴァルディ《狂えるオルランド》
ORLANDO FURIOSO von ANTONIO VIVALDI
nach dem epos "ORLANDO FURIOSO“ von ARIOST und dem OPERNLIBRETTO von GRAZIO BRACCIOLI
- オルランド…………マリセル・マルティネス Orlando : Mariselle Martinez
- アンジェリカ…アンナ・フィロフランスキー Angelica : Anna Virovlansky
- アルチーナ…………ズザンネ・ブラッタート Alcina : Susanne Blattert
- ブラダマンテ…………カトリン・ヴントザム Bradamante : Katrin Wundsam
- メドーロ…………………ユリア・カーメニク Medoro : Julia Kamenik
- ルッジェーロ……………………テリー・ワイ Ruggiero : Terry Wey
- アストルフォ…………マーティン・ツォネフ Astolfo : Martin Tzonev
…………………リー・ポーリス / Lee Poulis
- 指揮……ルーベン・ドゥブロフスキー Musikalische Leitung : Rubén Dubrovsky
- 演出………ヴェルナー・シュレーター Inszenierung : Werner Schroeter
- 美術・衣装…アルベルト・バルザック Bühne und Kostüme : Alberte Barsacq
- 合唱指導………シビレ・ヴァーグナー Choreinstudierung : Sibylle Wagner
- 合唱……………………ボン劇場合唱団 Chor des THEATER BONN
- 演奏…ボン・ベートーヴェン管弦楽団 Beethoven Orchester Bonn
- 初日:2008年10月19日ボン歌劇場18時
PREMIERE: 19. OKTOBER 2008, 18 Uhr, OPERNHAUS
- 原作
- オペラ
- マリセル・マルティネス
グルック《エツィオ》http://www.myspace.com/marisellemartinez
MySpace
(急に音がでるので...)
- テリー・ワイ Terry Wey - Main
ということで、ついでなのでボンの来期演目と気になる公演をピックアップ。って、一つだけだけど... (ちなみに再演される《スペードの女王》の演出はヨハネス・シャーフ)。初日しか出ていないので、とりあえずこの日にがんばらねばいけないですが...。ヴェルナー・シュレーターがヴィヴァルディの《狂えるオルランド》を演出というのは来るべきして来た感じ。お仲間のウルリケ・オッティンガーはこれをパロッた『フリーク・オルランド』という超トンデモな映画 (好きです!が...)を映画界の最高のディーヴァ(!!?)、デルフィーヌ・セイリグとシュレーター映画のヒロイン、マグダレーナ・モンテツマ主演で撮っていたことだし...。そのお友達の名前がモンテツマというのもヴィヴィルディのオペラのタイトルだし。彼女の死後、彼の映画のヒロインを引き継いだイザベル・ユペールは舞台でロバート・ウィルソン演出《オルランド》を演じてますが (といってもそちらはヴァージニア・ウルフ)、彼女が主演した『マリーナ』「Deux」での狂い方はこのオルランドと同様といってもいいでしょう。さぞかしおヘンタイな演出になることでしょうが、なんだかんだいって彼の演出した《トスカ》《カルメン》は記憶に鮮明に残るけどまた何度でも見たいもの (でも後者はもうやってない)なので、映画「マリア・マリブランの死」のような舞台になることを期待したいもんです... (マリブラン年なので、彼女の演目を本当はやらせればもっと気が利いていたんだけど...《セミラーミデ》とか)。
主演のマリセルだかマリセレ・マルティネスは、チリ出身のメッゾですが、ここのとこころ新種のヘンタイ系クリストフ・ロイの演出オペラに立て続け出演(《イタリアのトルコ人》《ホフマン物語》《ルーチョ・シッラ》)している注目株なので期待がもてそう。昨年ステーファノ・ランディ《聖アレッシオ》にも出演していた元ウィーン少年合唱団員のテリー・ワイ (アメリカとスイスのハーフで、Weyはヴァイじゃないはず...。本人が公演後に「テリー・ワイですって」言って握手したはず...。でもドイツ語圏じゃヴァイだろうけど)がルッジェーロ役で参加するのも気になるところ...。彼のサイトでは自費出版みたいなCDをお母さん(マーガレットakaペギー...スザンヌの母かっ!)が売っているようですが、試したことないっす...。