ORLANDO PALADINO

ヨーゼフ・ハイドン:《騎士オルランド
Joseph Haydn : Orlando paladino, Hob. XXVIII:11

  • 演奏……放送室内フィルハーモニー Radio Kamer Filharmonie
  • 指揮…アレッサンドロ・デ・マルキ Alessandro De Marchi, dirigent
  • アンジェーリカ…ヘンリエッテ・ボンヌ=ハンセン Angelica: Henriette Bonde-Hansen, sopraan
  • ドロモンテ…………………ピエトロ・スパニョーリ Rodomonte: Pietro Spagnoli, bas
    (降板 Joan Martín-Royo)

  • オルランド……………………マルセル・レイヤンス Orlando: Marcel Reijans, tenor
  • メドーロ…………………………ケネス・ターヴァー Medoro: Kenneth Tarver, tenor
  • リコーネ………………ペーテル・ヒイステルツェン Licone: Peter Gijsbertsen, tenor
  • エウリッラ……………………………ラウラ・ケリチ Eurilla: Laura Cherici, sopraan
    (降板 Sharon Rostorf-Zamir)
  • パスクワーレ…………………ニコライ・ボルチョフ Pasquale: Nikolay Borchev, bariton
    ( 降板 Jörg Schneider)
  • アルチーナ………………………エレーナ・モンティ Alcina: Elena Monti, sopraan
  • カロンテ…………………………マルティン・コルネ Caronte: Martijn Cornet, bas
  • Alessandro De Marchi (Baroque & Belcanto selection)
Handel - Il trionfo del Tempo e del Disinganno Vivaldi: Orlando finto pazzo Haydn: L'isola Disabitata
La Pietra Del Paragone Sonnambula (W/Book) (Spkg) Donizetti - L'elisir d'amore [DVD] [Import]

アムステルダム・コンセルトヘボウ (って言うと発音が違うと!大概言い直される...でも日本語化不可能みたいな発音)で土曜日の午後(1時)に行われているマチネ・コンサートですが、オペラとかをやるといつもキャスト変更があるので、なんだかな〜な感じで、歌手を当てに出かけると、肝心な人がいなかったなんてことがあるので、怖いところです。旅行に出かけられたら聴きたかった公演なんですが、なぜだかほぼ完売状態で、きつそうな席しか残っていなかったので、そんなに期待されてる公演なのかと思い、しばらくサイトなどを確認していなかったんですが、生放送があるのでチェックしてみたら案の定なことに...。結局、当初の発表より3人もチェンジしてました。
ロドモンテをまだ30代前半のスペインの若手ジョアン・マルティン=ロヨが歌うのでちょっと楽しみにしておりましたが、シャンゼリゼでの《フィガロの結婚》再演を終えてまもない中堅のピエトロ・スパニョーリが急な登板!先月は彼のサイトのスケジュールを見た時は載ってなかったので驚き。マルティン=ロヨはシャトレでのロッシーニ《試金石》でもブッフォ役をこなしてましたが、早口でまくしたてるその手の喜劇はかなり達者じゃないと無理なので、容易じゃなかったんでしょうか...。一方、スパニョーリはこの役をベルリン(5月)とインスブルック(8月)でルネ・ヤーコプス指揮で演じるので、その前宣伝には適任者 (ちなみに、来年5月スパニョーリはロラン・ペリー演出でお馴染みの《連隊の娘》をバルセロナのリセオ劇場で演じますが、某データベースは他の作品と混同して載せてるので信じないように)だったのでしょう。他は、シャロン・ロストルフ=ザミールがラウラ・ケリチに、さらにイェルク・シュナイダーはミュンヘンなどで大活躍のニコライ・ボルチョフ (リヨン歌劇場の《ウェルテル》演奏会版のアルベール役を歌うとうので、日本の来日公演に参加するのかも気になるところ)に、といった感じ。
キャスト変更して気合いを入れたのかももしれないけど、ここの問題は一発だけの公演で歌手もオケも準備万端という風にならないこと。なので、期待半分でしたが、それほどしっくりくるもには....。でも、作品自体は面白いので長い作品でも気にならず。デ・マルキも手兵でやり直せばもっと良くなるでしょう...。
と、言ってもこの後彼が手がけるハイドンのはインスブルックバロック祭での《無人島》。同音楽祭ではヤーコプス指揮による《騎士オルランド》の公演がありますが、ラジオ放送はとりあえず先に行われるベルリン公演での収録の方が決まっているので、楽しみです。といっても、インスブルックでもきっと収録されるんでしょうし、TVやDVDとして映像収録だったらなおいいけど... (ヤーコプスといえばいつもキャスティングの変更がありましたが、最近は減ってるので、どうなるのか見守りたいもんです...)。テレマンの《辛抱強いソクラテス》は再演が決まってるけど、商品化の予定も聞かないし、CD化予定だったロッシーニの《タンクレーディ》(ケネス・ターヴァーも参加していた演奏会)は流れたようだし、どうなるのか分からん。

Innsburcker Festwochen der Alten Musik 2009

ハイドン:《無人島》
L'ISOLA DISABITATA
AZIONE TEATRALE in ZWEI AKTEN von JOSEPH HAYDN
Libretto von Pietro Metastasio

  • Mi 12.08., 20:00 Uhr | Tiroler Landestheater
  • Fr 14.08., 20:00 Uhr | Tiroler Landestheater
  • 指揮………アレッサンドロ・デ・マルキ Alessandro De Marchi (Musikalische Leitung)
  • 演出…クリストフ・フォン・ベルヌート Christoph von Bernuth (Regie)
  • 美術・衣装…………オリヴァー・ヘルフ Oliver Helf (Bühnenbild, Kostüme)
  • コスタンツァ…ステラ・ドゥフェクシス Stella Doufexis (Costanza)
  • シルヴィア…ラッラエッラ・ミラネージ Raffaella Milanesi (Silvia)
  • ジェルナンド…ジェフリー・フランシス Jeffrey Francis (Gernando)
  • エンリコ………………フリオ・ザナージ Furio Zanasi (Enrico)

ハイドン:《騎士オルランド
ORLANDO PALADINO
DRAMMA EROICOMICO in DREI AKTEN von JOSEPH HAYDN (Eszterháza , 1782)
Libretto von Nunziato Porta nach Carlo Francesco Badini

  • 指揮………………ルネ・ヤーコプス René Jacobs (Musikalische Leitung)
  • 演出…………ナイジェル・ラウリー Nigel Lowery (Inszenierung)
  • 演出……アミール・ホセインプール Amir Hosseinpour (Inszenierung)
  • 美術・衣装…ナイジェル・ラウリー Nigel Lowery (Bühnenbild, Kostüme)
  • オルランド…………………トム・ランドル Tom Randle (Orlando)
  • アンジェーリカ……マリス・ペーターゼン Marlis Petersen (Angelica)
  • ロドモンテ………ピエトロ・スパニョーリ Pietro Spagnoli (Rodomonte)
  • メドーロ…………マグヌス・スタヴェラン Magnus Staveland (Medoro)
  • アルチーナ
    アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ Alexandrina Pendatchanska (Alcina)
  • エウリッラ……………………サンエ・イム Sunhae Im (Eurilla)
  • パスクワーレ……………ビクトル・トレス Victor Torres (Pasquale)
  • リコーネ、カロンテ…アルットゥ・カタヤ Arttu Kataja (Licone, Caronte)