A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM

Benjamin Britten
A Midsummer Night’s Dream

  • Nuovo allestimento

  • 
Giugno  2009:  06 (20:00), 09 (20:00), 11 (20:00), 13 (20:00), 15 (20:00), 17 (20:00)
  • Cantato in inglese con videolibretti in italiano, inglese
  • Durata spettacolo: 3 ore e 10 minuti
  • Regia : Robert Carsen
  • Scene e costumi : Michael Levine
  • Luci : Davy Cunningham
  • Coreografia : Matthew Bourne
Personaggi Milano (2009) Barcelona (2005) Aix-en-Provence (1991)
Direttore Sir Andrew Davis Harry Bicket Stuart Bedford
Oberon David Daniels David Daniels James Bowman
Tytania Rosemary Joshua Ofelia Sara Lilian Watson
Puck Emil Wolk Emil Wolk Emil Wolk
Theseus Daniel Okulitch Ned Barth Mark Beesley
Hippolyta Natascha Petrinsky Jean Rigby Yvonne Lea
Lysander Gordon Gietz Gordon Gietz John Graham-Hall
Demetrius David Adam Moore William Dazeley Gerald Finley
Hermia Deanne Meek Deanne Meek Eirian James
Helena Erin Wall Brigitte Hahn Juliet Booth
Bottom Matthew Rose Peter Rose Peter Rose
Quince Andrew Shore Henry Waddington Andrew Shore
Flute Christopher Gillett Christopher Gillett Christopher Gillett
Snug Graeme Danby Harols Wilson John Hall
Snout Adrian Thompson Francisco Vas Terry Jenkins
Starveling Simon Butteriss Andrew Foster-Williams James Meek
Cobweb Francesca Francesc Guzmán
Peaseblossom Barbara Francesc Ortega
Mustardseed Elena Sergi Rosell
Moth Nicolo Xavier Ross
Benjamin Britten - A Midsummer Night's Dream  [DVD] [Import] Britten;Midsummer Night's
Bomwan
Watson

ベンジャミン・ブリテンのオペラ《夏の夜の夢》のミラノ・スカラ座での公演初日がラジオ生放送なのでチェック。新演出上演と言っても、1991年にエクサン=プロヴァンス音楽祭で初演したロバート・カーセンのお馴染みのプロダクションで、あれから各国の劇場で上演され続けているもので、TV収録も3種類位あるし、2005年のバルセロナ公演はDVDになっている...。私はエクスの初演は見られるわけなく、当地の図書館所蔵ビデオで見た後、生はENOで10年くらい前にみたっきりなので、昨年のリヨンでの再演 (ザッゾ、ピオー、ギーツ、ペイトン...)とか見ようと心に決めて置きながら渡航できず。といことで、今回は初演組が何人かいるし、なにせタイタニアローズマリー・ジョシュアなので見たかったけど、とりあえず生放送を聴くことに。見てなんぼの素晴らしい演目なんですが.... .。デイヴィッド・クローネンバーグのオペラ版《ザ・フライ》に主演したダニエル・オークリチやら、日本でもリサイタルやったシェロー演出《コジ・ファン・トゥッテ》のドラベッラことエリン・ウォールとか新顔もおり、今回の公演の収録してDVD化してもらいたかった!スペインでやたら収録されるけど、経費削減風キャストになってしまうので (だいたいカーセンの《セメレ》もチューリヒでの公演がDVD化されたけど、ENOでの公演はジョシュアが演じたのがBBCで収録されていて、バルトリ用のアレンジじゃなくしっかりと見せてるのだが...。でも私が見たのは再演のサンプソンの方だけど)。スカラ座のオケがこんな作品を演奏するというのもなんだか恐ろしいけど、アンドリュー・デイヴィスはよほどがんばったのか (休憩で流れたインタビューでは流暢なイタリア語だったのでびっくり。デイヴィッド・ダニエルズは英語だったけど)、いつものイタ・オケな音の響きじゃない感じになっていた。メンバーを変えてるのかは?? 歌手も一部Bインフル系な荒れた声だったりしましたが、バルセロナの時よりは断然いい..。なお、RAIの女性アナウンサーだかが人名を読み上げる時に、美術のマイケル・レヴィーンをマイケル・レヴァインって言ってましたが、間違いです (と、ロバート・カーセンが言っておりました。カナダのフランス語圏は発音が通常とちょい異なる)。
で、2009-2010年シーズンのプログラムも発表になりましたが、かなりどっちらけで、ステファヌ・リスネール (どアホはシュテファン・リスナーってやってますが、この人はフランス人) はもう見切ってがんばらない感が見え見え (リヨンで今年上演の巨匠ペーター・シュタイン演出《ルル》とその初演をミラノでやったシェローがエクスで演出した《死者の家より》があるとはいえ、ストレーレルをやめてまで変えたくだらない《ドン・ジョヴァンニ》再演とか、意味不明なオープニングの《カルメン》とかもうどうでもいい。同じ頃メトで新演出するので今演じるべき面々はそちらに奪われている...)。残念ながらザルツブルク音楽祭の新監督就任はチューリヒを引退するアレクサンダー・ペレイラに奪われてしまいましたが (あまり演出家選びが良くないので、今後も期待できないけど、チューリヒ組が雪崩込むでしょう)、リスネールは人脈もセンスもいいのでチューリヒに移れればよかったけど、底には最悪なフリムが行くみたいなので、また行く機会は遠のくばかり (来期のチューリヒは全くのカスだし)。