PINA BAUSCH (1940-2009)

[訃報]　ドイツの振付師ピナ・バウシュさんが先ほど癌のため急死されました。本当に残念です。68歳でした。マイケルに続いてダンス界の大物がこの世を去ってしまいました。

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• German dance legend Pina Bausch dies at 68 | Culture| Arts, music and lifestyle reporting from Germany | DW | 30.06.2009
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80年代に《カフェ・ミュラー》と《春の祭典》の日本公演を見て以来、来る度に行ったのですが、最後の日本公演を買いの逃し、見れず大失敗しました。後悔先立たずです。
先週、フレデリック・ワイズマンがパリ・オペラ座バレエ団の追ったドキュメンタリー「パリ・オペラ座のすべて」という変なというか人をなめた邦題 (原題は「La Danse - Le Ballet de l'Opéra de Paris」)の映画の試写を用があって見せてもらったのですが、2007-2008年のシーズンの演目から5つのリハと上演を収めたのですが、ピナの演出・振付けしたお馴染みの《オルフェオとエウリディーチェ》ならぬ《オルフェウスとオイリディケ》(ドイツ語版なんで)は公演自体がTV収録というか生放送されたりしたこともあるのか、この映画では少しだけで、しかもピナは登場せずアシスタントのピナのダンサーが代理で振付けていて本人は登場しなかったので、残念だな〜と思っていた矢先だったんですが...。なお、公演があるうちは収録した演目は商品化を許さなかったので、そんなこともあってこのパートの収録部分が少なかったのかも (一番フィーチャーされたのはプレルジョカージュの《メデの夢》と同時上演されたウェイン・マグレガーの新作《ジーニアス》の公演で、たまたまその公演は見ていたので、その点は楽しめたけど...。何も演目知らない人が見たら今何が行われているのか判らない作品だと思う...)。もう今後は彼女の出演する《カフェ・ミュラー》とかは日本での収録映像とか、アルモドバルの「トーク・トゥ・ハー」、シャンタル・アケルマンのドキュメンタリーでしか見られませんが、演目が無くなることはないと思うので、彼女が無くなって残念ですが、その後も演目を見られたらと思います。
なお、秋にヴッパタールで《カフェ・ミュラー》が上演されるので、見たいな〜と思っていたのですが、ヴィム・ヴェンダースがその公演など収録して「PINA」という題の3D映画を作る予定だったみたいですが、幻の企画になるのでしょうか...。
今聴きたいのは《コンタクトホーフ》で使われたフワン・リョサスのタンゴですが、LPしか持っていないので、聴けない....。その後CD化されたみたいだけど持っていないし。
追記1：イタリアのRAI3のヘンデルの公演の録音をチェックしていたら、番組が終わるやそのあとのプログラムを緊急変更してピナを追悼して劇場関係者などの電話インタビューなどをしておりました。「パレルモ、パレルモ」といった公演や、大好きなフェリーニの依頼ということで映画「そして船は行く」に出演したりしてピナはイタリアとも縁が深かったといことで。日本とも縁が深いですが、NHKとかは緊急特集とかしてくれるんでしょうか...。週末が気になります。(追記：なかった！)
追記2：ヴェンダース監督の企画は中止となりました。NHK収録のHD映像を商品化してくんろ！

Pina Bausch: Tanztheater	Pina Bausch	Pina Bausch und das Tanztheater Wuppertal 2010: Ein Fotokunst-Kalender
ピナ・バウシュ―怖がらずに踊ってごらん (Art edge)	トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD]	そして船は行く [DVD]

Die Grossen Deutschen Tan

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