WALTER HILL

7月27日放送の『しゃべくり007』で、出演者たちが奨める映画の話をしていて、DVDレンタル店の店員の格好をしたネプチューン原田泰造が、ウォルター・ヒル監督の『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984年)を選び、クライマックスのコンサート場面でダイアン・レインが(口パクで)歌う場面を再現。それはお馴染みのジム・スタインマン大先生作の名曲「今夜は青春」Tonight is what it means to be young ですが、それを原田がめちゃくちゃに歌いあげたのを見た一同は、一人除いてみんなレンタルして見みてみたいと高評価。ゲストの竹中直人は当然公開時に見て、ダイアン・レインがかわいいね!と見直したいとのことだったけど、悲しいかなくりぃ〜む上田は「知らなかったからさこの作品自体を」とたわけなことを。でも歌は知っているとのこと。で、歌詞を「サルペリ・テリ・トゥナイト」とか言っていてまた原田が歌いだし、それを聴いた堀内健は「パリス・ヒルトン・バットゥナイト」とか言って参入したかと思うと、二人で「トゥナイト!」「トゥナイト!」と掛け合いだし「ワンダ〜ラ ペペロンチ〜ノ」「バセル カルボナ〜ラ ペペロンチ〜ノ カプリチョーザ」と例のごとく脱線し、名倉に止められる。この歌は、彼らの先輩ウッチャン・ナンチャンも以前はまりまくった映画でコントでも使っておりましたが、お笑い系に人気のようで、25年たった今でもこうやって伝承されているようで、嬉しいことです。って、あれから25年!初日一回目に今は無き日比谷映画なんてところで見たのがつい最近のよう。この歌は先にサントラで聴いていてハマったものですが、シングルで最初出たのは最初に歌われる「ノーホエア・ファスト」Nowhere Fast で、つづいてエンディングの手前のダン・ハートマンによる「あなたを夢みて」I Can Dream About You がそれを上回るヒットとなり、「今夜は青春」は日本のみでヒットといった感じだった...。ちなみに、バスの中でドゥーワップ・グループが歌う唄「カウントダウン・トゥ・ラヴ」を吹き替えていたグレッグ・フィリンゲインズは以前TOTOのヴォーカルで来日していましたが、8月にビルドード・ライヴでのパーティ・オースティンのバック・ヴォーカルとして来日しますが、バックだけじゃなくデュエットとかも期待できそうなので、気になります。BSの生放送のために8月だけ臨時登録するべきか、そのお金で生を見る足しにするか迷うところ。

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  • 歌詞はこちら:Streets Of Fire Songs By Fire Inc.
    • But you'll know how it feels
      It's gonna be over (over)
      Before you know it's begun
      (Before you know it's begun)
    • It's all we really got tonight
      Stop your cryin' hold on (tonight)
      Before you know it it's gone (tonight)
      Tonight is what it means to be young
      Tonight is what it means to be young
    • Let the rebels begin
      Let the fire be started
      We're dancing for the restless and the broken-hearted
      Let the rebels begin
      Let the fire be started
      We're dancing for the desperate and the broken-hearted
    • Let the rebels begin (Tonight is what it means to be young)
      Let the fire be started (Before you know it it's gone)
      We're dancing for the restless and the broken-hearted
      Let the rebels begin
      Let the fire be started
      We're dancing for the desperate and the broken-hearted
    • Say a prayer in the darkness for the magic to come
      No matter what it seams
      Tonight is what it means to be young
      Before you know it it's gone
      Tonight is what it means to be young
      Before you know it it's gone
Tanz Der Vampire Tanz der Vampire: Das Musical

で、現在日本でも再演されている1998年発表のジム・スタインマン作曲のミュージカル《ダンス・オブ・ヴァンパイア》のエンディングでこの「今夜は青春」は再利用され、歌詞はドイツ語になって11年間ドイツのどこかで週8回演奏され続けているのである。この曲の興奮度は尋常でなく、劇場は『ストリート・オブ・ファイヤー』のコンサート会場さながらの総立ちで大盛り上がりになりますが、原作映画『吸血鬼』の監督ロマン・ポランスキー本人が演出し、見事に舞台に置き換えておます。一度見るともう一度見たくなるので、会場が今度オーバーハウゼン (2010年1月まで)からシュトゥットガルト (2010年2月から)に変わるので、どちらかでまた見たいもんです (残念ながら日本の公演はポランスキーのではなく独自の演出なので、見てません)。
で、今日WOWOWで再放送されていた『クリミナル・マインド2』をなんとなく気になりチェックしておいたら、ゲストがその『ストリート・オブ・ファイヤー』で男勝りなバウンティハンターを演じたエイミー・マディガンで、その恋人の殺人鬼をウォルター・ヒル監督の前の作品『ロング・ライダーズ』と「サザン・コンフォート」に出演していたキース・キャラディンだったので、びっくり!地元の婦警役で今年のオスカー候補者メリッサ・リオ(日本でやりそうもない「Frozen River」という地味そうな映画の主演)だったけど、彼女も良かった。このシリーズは陰惨な猟期犯罪をテーマにしているので、見るに忍びなく、チェックしないようにしていたのですが、こんなことされると仕方ない。主演のマンディ・パティンキンは舞台に戻るため降板してくれたから、その点では新シーズンとかは気にしなくていいやと、思っていたけど、こんなゲストが出ると困ったもんです。

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